過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田んぼの草刈りとトラクター

昨日は朝から、玉木さんと飯尾さんと三人で、田んぼの草刈りとトラクターで耕耘した。5反=1500坪くらいある田んぼなので、かなり広い。2時間も草を刈ると、もうヘトヘト。桜の樹の下での休憩が心地よい。

その後、飯尾さんがトラクターで、丁寧に耕してくれた。このトラクターは、ぼくが数年前にベトナム人から30万円で買ったものだ。まことに便利。むかしは、人力、そして牛や馬を使って耕していたのだ。たいへんなことだ。

一月後には、代掻き。そして、田植え。こちらも、田植機を動かす。稲が実って収穫となると、コンバインを動かす。稲の乾燥は稲架掛けもいいが、機械で乾燥したほうがおいしいのだという。このように、ほとんどが機械を動かすことになる。

ただ、無農薬で栽培するとなると、ヒエなどの雑草とりは、機械では難しい。田んぼの中に入って、ひとつひとつ手で抜くという作業になる。これがいちばんたいへんなこと。だから、ほとんどの農家は除草剤を使う。除草剤を使えば雑草は生えてこない。しかし、昆虫も生き物もいなくなる。そうして、そのような薬のフィールドで育ったお米を主食とすることになる。