過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

お寺さんめぐりの企画

しとしとと春の雨。また今朝も大石さんが砂利を運んできてくれた。すこしずつきれいになっていく。ほんとうにありがたいこと▲また、明日から小林君が滞在することになるので、納屋の片付け、家の片付け、畑といろいろとやってもらおうと思っている▲今年は、ちゃんとわがエリアを固めよう、わがやの空間をきれいにしなくては、と思う。

昨日から、「はままつみんなの創造プロジェクト」の企画書を書いている。締め切りは4月6日。雨音を聞きながら、あれこれと思案中。すでに1本は完成。あと、1本。いま浮かんでいるのは、浜松のお寺さんめぐり、だ。

市内の50くらいのお寺に参加してもらう。あらゆる宗派がいい。だれでも、その日には、アポなく自由にお寺を訪問できる「お坊さんめぐり」という企画だ▲それぞれのお寺は、ある一日、なにか企画してもらう。坐禅会もよし、精進料理のこと、寺の歴史、本尊の仏さんのこと、古文書のことを語る、あるいは自由に境内を散策してもらう、など▲なにしろお寺というと、かなり敷居が高い。自由に訪れるなんてことは、まずない。法事とか墓参りくらいのもの。それだけでは、ざんねんなこと。

お寺は檀家だけを相手にして、法事だけしているってのは、もったいない話。ある意味では、ちゃんとした観光資源だし、心を見つめる場でもあるし、修行道場でもあり、伝統が息づいている場であり、地域の寄り合いの場でもあったはず。だから、それなりに地域に貢献してもらったほうがいいと思う。そんなことで、一般の人たちとお寺をつなぐ、という企画である▲これ、もしも採択されれば、市内のいろいろなお寺のネットワークづくりという楽しい活動ができる。お寺さんと親しくなることで、そこでコンサートを企画できたり、いろいろな催しも可能になってくる。