過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「春野カフェ」の集中講座1日目

きのうは「春野カフェ」の集中講座の1日目。東京から駒澤大の学生40人が春野に来訪した。川のせせらぎが聞こえるなか、「川音の郷」で集中講座。ぼくがインビューをしながら、すすめた。一般の聴講生は7名。スタッフ入れて50名の授業だった。

講師は5人。「年間6千人の宿泊を可能にしたオートキャンプ場」畑中篤(川音の郷会長)、「中山間地の抱える課題と市の政策」藤田裕(市民協働・地域政策 課)、「林業の原点・金原明善翁の試みといまの林業の課題」木下恒雄(郷土史研究家)、「いま林業でやっていけるのか──自伐林業有機茶の実践」森下広 隆(林業家)、「集落をあげて針葉樹を広葉樹の森に──狩猟とジビエの展開 」山下太一郎(お茶農家、猟師、林業)。

山里に着くなり、いきなりディープな話が5コマ。次から次へと、と学生はたいへんだたっろうと思う。そうして、きょうは8コマだ。明日は、現地訪問。明後日は、まちなかで発表会とつづく。

どなたでも聴講できます。好きな講座だけでもオッケー。参加費無料。予約不要。会場は「川音の郷」の桟敷席。http://kawaoto.jp/facility/


移住相談と田舎暮しツアー

静岡新聞が記事にしてくれた。有機農業もいいけど、こうして子どもたちが森林で遊びの体験ができるってのは、いいね。

ママたちと子どもたちが森のなかで思いきりくつろげる、あそべる。自然観察が楽しめる、木工ができる、料理ができる、ダンスができる。これからは、そういう企画もやったらいいなと思った。

これは、春野で行われたラブファーマーズ・カンファレンスのひとこまだ。9/2〜9/4は、春野山の村で、ラブファーマーズ・カンファレンスが行われて、全国から延べ300名ほどの人が集った。有機農業を軸とした集いで、昨年に続いて、歌手の加藤登紀子さんも参加された。

ぼくは、春野への移住相談のブースをもち、教室では「山里暮らし」についての話をさせてもらった。ぼくひとりで2時間じゃ、聞くほうはおもしろくない。ので、魅力的な山里暮らしをされている達人たちをスカウトして話をしてもらった。陶芸家で未来の森づくりの吉田克秀さん、経営コンサルでセルフビルドの大石勝美さん、猟師で林業家の山下太一郎さんだ。

そのあと、午後は、田舎暮しめぐりツアー。ぼくの凸凹車体のクルマで、5名の方をお連れした。まず、陶芸家の白幡さん、漢文学の棟方徳さん、そばところ一休の青木さん、そして楽舎のアイガモの田んぼを案内した。