過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

悟り体験のようなものがあったという方に、これまで何人かお会いした

悟り体験のようなものがあったという方に、これまで何人かお会いした。

Eさん、当時30代。著述業。もとはデザイナー。悟りの内容は、くわしくは聞けなかったが、印象的だったのは「それは突然起こった」ということ。準備も修行もしていなかったこと。

悟り体験の直後は、「自分というものがなくなってしまった。自分を指さそうとする時、どこに指さしていいののか、わからなかった」。そう言っていた。

バーナデット・ロバーツの「自己喪失の体験」(いまは改題されて翻訳「無我の体験」)が参考になので、読むといいと言われた。

悟りにはいろいろレベルが有るので、かれがどの程度の悟りであったかというのは、ぼくには、よくわからないんたけれど。

かれは悟り体験から、次々と本を書いていた。自分で書き、内容も面白いと固定ファンが付いた。かれ自らが版下まで作り、印刷手配し、書店にも搬入していた。本もよく売れていた。その仕事ぶりは流石であった。