過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「われ」がみているのは、「われ」がつくった世界

一日の中で、やはり朝がいちばん元気だ。とくに早朝。前の夜には、心身が疲れていても、ちゃんと眠れれば、朝は元気になっている。その繰り返しで、こうして生きてきた。

疲れというのは、肉体はもちろんだけど、心にかなりの比重がある。心配ごと、先案じ、後悔、そして不安に恐れなどが襲ってくる。そうなると、体はゆるまない。ゆったりしない。それで、疲れる。感性も鈍る。とくに夜になると、いわば「妄想」に支配されやすい。

しかし、朝になると、様変わりする。前の夜に不安や恐れを抱いていたことが、いやぁ、大したことじゃあない。大丈夫。なんとかなる。きっとなんとかする。そんな気がしてくるのだ。

なので、早朝をうまく活用する。早起きを習慣づける。いろいろな行動計画、提案する文書などは、朝がいい。決断もはやい。処理速度もはやい。仕事の効率がいい。

この世界というのは、わが心の反映ともいえる。「われ」がみているのは、じつは「われ」がつくった世界。「われ」が「われ」をみている。こちらが憎しみと不安に渦巻いていると、世界はそのようにある。そうかもしれない。

いっぽう、大丈夫、大丈夫、きっとなんとかなるし、なんとかしていく。やれるよ、すすめるよ。そんなふうにこちらの意識が高くなれば、世界、大丈夫、大丈夫となっていく。

「われ」がみているのは、「われ」がつくった世界。「われ」が「われ」をみている。なので、「われ」の意識を高めるしかない。それには、朝がたいせつ、と。