過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

言いたいことは、「一言」。で、一言でいうと、なんなんの?

読まれない文章。伝わらない文章。疲れる文章。それをみつけては、「どうしてこれはだめかなあ」と観察することがある。

要因はいろいろある。大きなポイントは、あれこれと詰め込みすぎること。言いたいことが沢山あって、あれもこれも伝えたい。すると、実のところ伝わらない。読まれない。

言いたいことは、「一言」。で、一言でいうと、なんなんの?

そこが明確であること。そこに収斂(しゅうれん)していくこと。それがわかりやすい、伝わりやすい文章のポイントだと思う。

そのためには、余分なことは、削除していく。捨てていく。

よく捨てられた文章は、「ああ、これを言いたいために、たくさん捨てたんだろうなぁ」「この人は引き出しがたくさんあるのに、ここに集約したんだろうなあ」という背景も伝わる。