奈良にある真言宗の本山の「寺報」をつくらせてもらうことになった。年に2、3回程度の発刊であるが。あわせて冊子も。
かつては、お寺の新聞やら大学の新聞、都の労働新聞などの制作を受けていたことがある。締切に追い込まれて、四苦八苦した。でも、こういう定期刊行物の制作は、なかなかうれしい。
漠然としたイメージをカタチにしていく。イメージを文章とデザインにして、それが印刷物としてできあがる。そのプロセスは、緊張感があってたのしい。
デザインといっても、まるきり自由にできるわけじゃなくて、型にはめられた範囲だが、そのなかで工夫するのがたのしい。
雑誌や新聞などのデザインをみて、それを参考にする。この部分をこうやって使おう、こんなふうにイラストを入れよう、タイトルはこんな感じに……などと。それがたのしい。
管長に電話で取材して、法話をつくらせてもらうのも楽しい。関西に旅ができるのも楽しい。ということで、すこしずつ本業に軸足を移しつつあるところだ。