過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

せっかく掛けた稲が泥まみれ

せっかく掛けた稲が泥まみれ。昨夜の大雨と風のために、稲架掛けが倒れてしまったのだ。雨のために田んぼに水が湛えられていたので、悲惨な状態になった。(下の写真は倒れる前)

30メートルくらい一列につなげた稲架掛けだった。重さの偏りと捻りが起きると、力が逃げないで集中してしまう。それで、中央の棒が折れてしまったのだと思う。また、竹の三脚の足元がぬかるんでいて、ふんばれないで弱かったこともある。

なんとか稲をぜんぶ外した。明日は、朝から稲架掛けの大の作り直しと掛け直しだ。ま、農業はこうして、次々と失敗を重ねて学んでいくことになる。


脱走したカモの捕獲

稲架掛けが倒れたうえに、アイガモたち20羽が脱走していた。かれらは畑の上を悠々と歩いていた。あちこち網を補修してもなおかつ逃げられてしまうのだ。

まあこんなことは毎日なことだが、やはり疲れる。ひとりで追いかけて捕まえるのは、かなり骨が折れる。田んぼを行ったり来たり、泥まみれになる。カモ君も必死だし。

それで、近頃、やっと効率的な捕獲方法をみつけた。捕まえずに誘導すればいいのだ。捕まえようとすると、必死で投げる。疲れる。しかし、網を一箇所、あけておいて、そこに誘導するように追いかけていく。途中で通せんぼする板などを置いておく。カモ君たちは、つねに集団行動するので、先頭の1羽がそこに入ると、みんな後に続く。

ただ、1羽だけは、あやまって水路に逃げてしまった。こうなると、ヘタにおいかけると川に行って流されてしまう。こちらは、ついに捕まえられなかった。あしたまた、捜索することになる。