このオーディオセットは、ほとんどすべて自然素材でつくられている。アンプもプレーヤーもスピーカも。画用紙で作られたスピーカ、竹で作られたピックアップ。アンプのコンデンサなど、紙に墨を塗って、それを電気抵抗にしている。微妙なバランスは、糸に吊るした小石などで調整。
おそらく世界に二つとして存在しないオーディオセット。先生もいない、ぜんぶ自分で工夫し探求してきたところがすごい。宮司さんの独創の超絶アナログ・オーディオセット。
しかし、音がよくなかったら、たんなるオブジェでしかない。音を聴かせてもらった。最初は、ラフマニノフ。今回は、バッハのカンタータ、そしてJAZZ。どれも自然な音として響いてくる。すごい。こないだ100万円以上もするタンノイのスピーカを友人の家で聴いたが、それ以上の自然な音の響きであった。
そんな超絶アナログオーディオが聴ける。4月9日(日)の13〜17時。入場無料。途中入退室オッケー。木下恵介記念館。浜松市中区栄町3−1。鴨江アートセンターの向かい。浜松駅から徒歩10分。ちかくに有料パーキングあり。問い合わせは宮司さん。090-4193-7845 池谷も行ってます。