過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

あかりが生まれて、あしたで30日

あかりが生まれて、あしたで30日。もう30日か、はやいなあ……。でも、いろいろあったなあ、これからもさらに。子育てを経験した人は、「あっという間だよ、子どもが大きくなるのは」という。きっと、そうかもしれないなあ。

すわらない首を支えて抱くのも、ミルクをあたえるのも、やっとなれてきた。しかし、赤ちゃんの扱いがザツだと京子にいつも叱られている。母親はなんども授乳のたびに起こされる。ほとんど眠れていないので、くったくた。

しかし、よくぞ生まれてきてくれた。奇跡的だなぁ。こうして眺めていると、赤ちゃんって、まったく〈はからい〉のない無邪気な存在。なんの翳りもない。宇宙からの〈たからもの〉、神さまからの〈あずかりもの〉、先祖からのバトンのように感じる。