過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【創作が気力を呼び起こす】2026.6.16

【創作が気力を呼び起こす】2026.6.16

寝たきりの生活が続き、食欲も落ちてきている。少しずつフェードアウトしていくような感覚がある。

「長生きしてください」とか、「娘さんが20歳になるまでは生きてください」とか、いろいろ言われる。

そう言われると悪い気はしないが、実はちっとも力づけにはならない。

そりゃあ生きていたいとは思うものの、この人生にもはやそれほど執着があるわけでもない。

寝たきりの状態で何年も生きていこうとするのは、なかなか辛いものがあるよ。

そろそろ終わってもいいかな、次のステージに移りたいな、という思いもある。そのあたりは自分でもどうしようもないことで、宇宙にお任せだ。

∷∷∷

体は動かないのだから、絵を描いたり、ものづくりをしたりするは難しい。車の運転もできなければ、人に会いに行くこともできない。美味しいものを食べに行ったり、散歩もできない。

できることといえば、物思いにふけったり、テレビを見るとか本を読むとか、その程度になってしまう。

この数日はNetflixとAmazonプライムで随分と映像を見た。名作の感動はあるんだけれども、どうも力が湧いてこないのだ。

見過ぎということもあるが、映像はかなり認識能力を消耗する。目も耳も頭脳も総動員して関わっているわけだから、やはり疲れる。そのため意欲が湧いてこない。

∷∷∷

それでこの数日はドラマや映画は極力抑えて、ラジオを中心に落語や朗読を聞く程度にしている。余白を生んでみた。

すると、エッセイを書いていこう、本を完成させようという気力が湧いてきた。

「AIに仕事を奪われる」というテーマで星新一風のショートショートをAIと共同で数篇作ってみた。4コマ漫画も作った。そんなことだけでもずいぶんエネルギーが違ってくるのがわかる。

「創作しよう」にスイッチが入ると、俄然面白くなる。目の前のものからヒントをつかもうという姿勢になる。試行錯誤して作品ができあがると、「やった」という達成感がある。

そうしたら何か内側からエネルギーが湧いてきた。欲が出てきた、ということなのかな。充実して生きるうえで、創作はとても大切と思った。

∷∷∷

インプットよりも、アウトプット。私にとってのアウトプットは、エッセイや論考、ショートショートのような創作だ。それがなかったら、この寝たきり人生はかなりつまらないだろう。

何か作り出すものがあるといい。

おすすめはやはり音声入力だ。音声で入力して文章を作ることだ。

自分史を作っていくのもいいし、そこから何か物語を創作していくのもいい。

幸いなことに、今はAIがある。うまく伴走者として使えば、たやすく文章を作ることができる。

音声入力とAIによる創作というのは、生きがいを生み出すうえで、とてもよい組み合わせだと思う。

学ぶことも探究もいいのだけれど、表現していくこと。形にしていくこと。創作が生命力を生む。