過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【在日朝鮮人の歴史】2026年6月12日

【在日朝鮮人の歴史】2026年6月12日

同級生の少女との出会いから歴史を学び直している。

日本に朝鮮半島の人々が暮らしていることを理解するには、歴史的に知っておかなければならないことがある。以下はざっくりとその歴史を述べる。

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日本は大陸への侵略を進め、朝鮮半島の併合をした(1910年)。朝鮮の王朝を壊滅させて日本の植民地とした。1945年の敗戦まで続く35年間の日本による統治が始まった。

戦時体制に入ると、国家総動員法に基づく「募集」「官斡旋」、「徴用」という形で、実質的な強制労働として多くの人々が炭鉱、鉱山、軍事施設の建設現場などに移送された。

その数は100万人とも200万人とも言われている。

この山里でも「朝鮮から来た人がヤギを盗んで食べるのだ」といった話を耳にしたことがあった。日本人とは食生活の風俗も違って、得体の知れない怖い人たちというイメージがあったろうと思う。

在日朝鮮人が増えるにつれ、民族差別も起きた。​根深い社会的偏見があり、差別や偏見、子供たちの学校でのいじめなど、精神的にも追い詰められた。関東大震災(1923年)では、デマによって多くの朝鮮人が惨殺されている。

ある著名な作家の震災記録を読んでいたら、自宅の庭に逃げ込んできた朝鮮人に日本刀で切りつけたという記述があり、私は驚いた。

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やがて日本は戦争に敗れ、ポツダム宣言を受諾する。朝鮮は日本の植民地支配から外れて独立する。

在日朝鮮人約140万人は朝鮮半島へ引き揚げた。

しかし、約60万人が日本に留まることになった。それが「在日朝鮮人」と呼ばれる人々だ。

朝鮮での生活基盤の喪失や政情不安、また日本で築いたわずかな財産を手放せないなどの理由からだ。

小学生の私には知る由もなかったが、金星さんの背後にはこうした歴史があった。

そしてその歴史は、やがて北朝鮮帰還事業という大きな出来事へとつながっていく。次号へ。