過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【ぎこちなく歩く】2026.4.2

【ぎこちなく歩く】2026.4.2
寝たきりのままでは、身も心もが鬱屈してしまう。かといって歩いたりすると息苦しくて気持ちが悪くなる。
少し歩くだけで、血中酸素濃度は70台に落ち、動けなくなる。
しかし動かないと筋肉はどんどん衰えて、ますます動けなくなっていく。
数日前から始めたのは、結跏趺坐だ。両足首を両膝に乗せて、腰を立ててひたすら呼吸に意識を向ける。10分、20分とできるようになってきた。そこで、昨日から立つことを始めた。
立つだけ。立つ感覚を味わう。
足首を軸に左右に少し揺らしてみる。前後に揺れてみる。それだけ。
それだけでも大したもんだと自己採点が高くなる。
恐る恐る、右足、左足と歩き始める。しばらく寝たきりが続いていたので、歩き出すと両膝が痛い。
動きはとてもぎこちない。滑らかな動きはできない。10歩歩いたら引き返す。
縁側の廊下、およそ5メートル。縁側の廊下を使って歩くことにした。杖を使ってみたがバランスが取れないので、杖なしで恐る恐る歩く。
歩いたら引き返してきて、またベッドに寝る。そしてまた歩くことにチャレンジする。
今日あたりは少し滑らかな動きになってきた。足を持ち上げる、運ぶ、下ろす。足を持ち上げる、運ぶ、下ろす。
足の裏の感覚に意識を向けていく。ただそれだけ。
前方を真っ直ぐ見て歩くのが良いのだが、やはり怖いので足元を見ながら歩くことになる。
このぎこちなさ、危なっかしさが、今この瞬間をしかと味わう素材になっている。
滑らかである必要はないし、スムーズである必要もない。不具合を感じるところが、手応えという感じがする。
結跏趺坐30分、立つ・歩く30分。まずはこれを続けていくことにした。