【高市政権の光と影、中道改革連合の衝撃】2026.1.16
野党側(特に新党結成派)に有利なシナリオを描いてみた。
高市早苗政権の支持率は90%に達する(JNNなどの最近の調査で78.1%など)。この高い支持率を追い風に衆議院解散・総選挙へと打って出、一気に安定政権を築こうとする戦略は、定石通りだろう。
特に若年層からの圧倒的な人気がある。若年層含め「高市人気」は確かに異常値レベルで、解散・総選挙を打つなら今が絶好のタイミング。
私もその首相の語り口、片山財務大臣や小泉防衛大臣などの要職の大臣らの資質を見て好感度をもっている。
これに対抗する野党の動きは鮮烈だ。自民党との連立を離脱した公明党と、立憲民主党が手を組み、「中道改革」を掲げた新党を結成した。
公明党側は「5本の柱を軸に、賛同する者を結集させる」と言う。両党が本格的に野党共闘を超えた「新党」へと踏み込んだ。
「新党結成」と思いきや参議院や地方自治では、立憲も公明は存続していく。それは今回の衆院選を睨んだ戦術だろう。
「選挙特化の奇策」で、緻密で迅速な「神業」にもみえる。
-------------------
支持率が高い=選挙で圧勝とは限らない。
実際の選挙においては、公明党の組織票が抜ける穴は痛い。創価学会は、その組織力において見事な選挙応援の布陣を敷ける。過去の選挙において、当落線上の議員の応援においてその力を発揮していた。小選挙区制での創価学会の応援無くして勝てる自民党議員は少ないといえる。
そして、自民党はいま累卵の危うきにある。
新年からの韓国メディア(ハンギョレ新聞等)により、「統一教会」との深刻な構造的問題が浮き彫りになっている。
過去に290名にも及ぶ自民党議員が韓国の旧統一教会の支援を受けていた。しかも、歴史的に岸信介から安倍晋三、そして高市や萩生田に至るまで、政権の中枢がその影響下にあったという事実。
しかも、いま自民党が推進しようとしている憲法改正、皇位継承、緊急事態条項など、党の根幹政策が教会の意向を反映しているようにみえる不透明さ。
さらに「裏金問題」に関わった議員への処分が甘く、犯罪的行為が見過ごされている現状がある。
また閣外協力を進める日本維新の会においても「保険料のごまかし」等の不祥事が指摘されている。
他国のカルト宗教や不透明な資金に支えられた勢力が政権を握り続けるわけだ。その危惧は、法治国家として看過できないレベルだろう。
-------------------
中国への姿勢など、公明党や立憲民主党にも課題はある。
「法治国家」の観点で見れば自民党の抱える闇に比べれば制御可能な範囲だろう。
むしろ、公明と立憲の掲げる社会福祉の充実や、聖域なき財政再建への切り込みに期待が持てる。
超タイトな選挙スケジュールの中、野党共闘ではなく「新党結成」という勝負に出た中道勢力。
「裏金とカルトの影響」か「クリーンな中道改革」かの選択。高市人気 vs. 「裏金+統一教会イメージ」の自民の負の遺産、公明票の流動性(学会員の高齢化・若年層離れ)、立憲内部の左派・護憲派の反発など、どう絡むかで、結果は読めない。五里霧中。目が離せない。