【人類史のダイナミズムと布団の中の13度】2026.1.12
政治問題を分析しようとすると、その歴史的背景から学んでいかなくてはならない。
そしてこの作業は、なかなか楽しい。
けれども、「自分には何ができるのか」「では自分は何者なのか」という問いが常につきまとう。
そうすると、何もできないのではないか、ただ学ぶだけなのではないかという気持ちになる。
まあそれでもいいのだが、そこには虚しさがある。何かをコントロールしたり、変えたりする力がないのに、いろいろ学んでも仕方がないという無力感がある。
そんなことを考え続けるよりも、自分の生活をしっかりと築いていく方がいい。
「自分の頭の上のハエを追う」ことの方が、優先すべきことなのだ。
ともあれ、今やらなくてはならない仕事に集中するしかない。仕事は常に山積みなのだから。
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なかなか起きる元気も出ない。寝転んだまま携帯に音声入力したり、AIに質問しては学んでいる。
やがて200グラムの携帯も重たくなってくる。手がしびれてきた。室温は今13度。半分、布団にくるまっている。
頭の中は政治や古代ケルトやフン族の大移動を追っている。人類の古くて深いロマンを、最新のテクノロジーを通して追えるわけだ。しかし冬の日に、体は布団にくるまったまま。
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携帯を 持つ手重たく なりにけり
寝転んで 携帯操作 手がしびれ
携帯に 音声入力 冬の日や
携帯を 操作しており 冬の日に
携帯と パソコン往復 日が暮れて
AIに ケルトのロマン 尋ねたり
フン族と ゲルマン民族攻めきたり ケルトは辺境 追いやられたり
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政治や文明史という「抽象の極」と、痺れる手や冷えた部屋という「具体の極」が、AIという媒介を通して一本の線でつながるといえるかな。
何かを変えられなくても、意味づけを過剰にしなくても、それでも考え、感じ、言葉にしようとする。
虚しさを感じながらも、布団の中で歴史を追ってしまうのもまた味わい深い。そう思うことにした。