【①学びの多様性と自己発見の重要性】2026.1.6
無意識に「正解」と信じてきた「良い学校→良い会社→安泰」。
現在では、その前提に揺さぶりが起きている。
AIによって、さらに多様な生き方・学び方、働き方が生まれる。
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友人の息子さん(四男)は高校一年。定時制の工業高校だ。
定員140名に対して応募は40名だった。希望者はほぼ全員入学できた。
少子化の影響で、生徒1人に対して4人の先生がいるという。
進学校ではありえない手厚さで、実習や個別指導が受けられる。
定時制なので、昼はアルバイトしながら通える。
世間が低く見るかもしれない「定時制」「工業高校」が、すごく贅沢な学びの場になっている。
機械・電気・情報処理など、工業高校ならではの具体的で実践的な内容。
ロボットやドローンの操作、自動車の分解整備、電気溶接、AIを活用したデザイン設計など、設備やカリキュラムが充実している。授業は実験や実習が中心で、楽しく通学しているという。
母親である友人も学校を見学し、「案ずるより産むがやすし」で、本当によかったと喜んでいた。
学校にアルバイトの募集も告知される。将来的に卒業生を採用したいと考えている企業からだ。
授業内容と関連した仕事に就くことができる。働きながら学べるのは、とても良い循環だ。
「学びの質」がしっかり担保された場所のような気がする。「学歴」というより「学びの質」そのもの。
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高校時代から実用的なものづくりに特化した学びは、実践的で役に立つ。無理に進学校に進んで一般教養中心の授業を受けるより、社会で直接活かせる技能を身につける方がよいかも。
大学で人文系の経営学、法律、政治経済、文学、歴史、社会科学などを学んでも、直接役立つことは少ない。
友人を作り、多くの経験を共有する意味はあるだろうが、莫大な費用をかけることの費用対効果はどうだろうか。
若いうちから働きながら学ぶほうが、得られるものが大きいと考える。
画一的なレールに乗せるための巨額の投資が、はたして個人の幸せや社会の活力につながっていくのか、疑問だ。
働くことを通じて学びの重要性に気づけば、その時点でさらに探求を進めればいい。
何よりも、具体的で実践的なことを若いうちから学ぶ価値は大きい。
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例えば「職業訓練校」などは良い選択肢ではないだろうか。
次々と資格を取得していくのもよい。宅地建物取引士、溶接、木工、PC操作、ボイラー技士、デザイン、簿記など、具体的で実践的な技能を習得できる。料理も立派な技術だ。
友人は、職業訓練の助成制度を使って柔道整復師の資格を取って昨年から開業している。
別の友人は、定年退職後に奈良の職業訓練校に通って木工をマスターし、木工デザイン仕事をはじめた。気品あるお洒落な作品を作って受注生産に励んでいた。
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学ぼうと思えばAIなどを活用してどんどん深めていける時代である。
職業の実地で培ったワザとAIによる思考補助が組み合わさった時、どれほど強力な力が生まれるのか、予測もできない。
大切なのは「問題意識」「マインド」だ。
いつか事業主や起業家として独立したいという意識を持てば、自然と多くのことを吸収し、身につけていける。