過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【⑱スマナサーラ長老外伝:ウ・ジャナカの説法】2025.11.15

【⑱スマナサーラ長老外伝:ウ・ジャナカの説法】2025.11.15
彼は国連大使としてしばらくミャンマーに滞在していた。
そして何度か一時出家し、マハーシ瞑想センターでヴィパッサナーの体験を積んでいたのである。
彼はニューヨークの国連事務所にいたとき、骨髄にまで及ぶガンを患い、医者からも見放された。
そこでマクロビオティックで治そうとした。当時は久慈先生というマクロビオティックの指導者がいた。その指導のもと、健康回復の道を進んだ。
一口食べたら40回噛む。砂糖は一切使わない。肉食もせず、ミルクも飲まない。一回の食事に2時間以上かけたという。本人もすごいが、一緒に実践した奥様もすごい。
そして、ガンを治してしまったのである。以来、医者には行ったことがない。
国連から定年退職前に「赴任する国はどこがいいか?」と聞かれたとき、「仏教国がいい」ということでミャンマーに赴任することになった。
そこでマハーシ瞑想センターと出会い、ウ・ジャナカ師によるヴィパッサナーを体験した。何度か一時出家もしている。
それまでのマクロビオティックの食事習慣と、ヴィパッサナーの気づきのあり方が、ぴたりと一致したのだった。
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以来、国士舘大学でのNGOの講演を依頼したり、ネパールのボランティア活動につなげていただいたりした。
お話をうかがい、学ぶことがたくさんあった。出版も勧め、サンガから出すところまでいったが実現しなかった。
この原稿を書いていて、北谷さんを思い出し、電話してみたが通じなかった。奥様は耳が遠く、話が通じなかった。今、どうされているのだろうか。
経典の真偽とか、教義の正しさとかの論議もあるが、不足の事態に「縁」と「実践」が人を動かし、教えが継がれていく。仏教の歴史の影にある、名もなき人々の実践の重みってところかなあ。面白い学びの機会であった。
こういう話は幾つかあり、また思い出すままに紹介していく。