過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【⑪スマナサーラ長老外伝:ひろさちやとの対談】2025.11.13

【⑪スマナサーラ長老外伝:ひろさちやとの対談】2025.11.13

対談が始まった。場所は帝国ホテルのスイートルーム。ひろさちやさんとスマナサーラ長老は初対面。私が司会進行役、そして佼成出版社の編集者がサブを務めた。

まずは昼食をともにしながらのやりとり。

長老は最近の出来事として、不登校児の親から相談を受けたこと、不登校児とやりとりをして登校できるようになったことなどを雑談として話した。

すると、ひろさんは「今の教育は奴隷教育です。不登校児童を登校させることなど意味がありません。どうして学校に行かなくちゃならないんですか?」と議論をふった。

ひろさんは「構造」や「制度」に切り込むところがあり、現場よりも理念を重んじるタイプである。

長老は「ここで教育論を語ろうというわけではありません。私には、ただここに問題を抱えている人がいる。相談を受けたら対応するだけ、というあり方なんです」と応じる展開であった。

構造の善悪を論じる前に「目の前の苦しんでいる人にどう寄り添うか」という、仏教的実践の立場から語っている。

ひろさんの言う「今の教育は奴隷教育」という意見も理解できる。長老の「問題を抱えている人がやってきたら対応するだけ」という姿勢にも共感する。

ただ、ひろさんには何かと議論に持っていこう、対決してやろうという傾向が見え、「この対談は疲れるかなあ」と感じた。対談は2日間にわたり、約13時間に及んだ。(次号)