過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【④長尾先生】2025.11.7

【④長尾先生】2025.11.7

私の住む国立のアパートの2階が空いたので、長尾先生はそこを東京事務所として、霊的なカウンセリングを行うことになっていった。自然と、やりとりが増えていった。

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以下、思い出すままに、長尾先生の言葉から。

「成功するかどうかは、結局のところ『人』やなあ。計画とか発想じゃないんや。」その人に『運があるかないか』で決まる。その人に運気がなくて、徳がなくて、しぼんでいたら、どんなにいい企画でもうまくいかない。
逆に、運気のある人がやれば、無理だとかダメだと言われるようなことでも、成功するもんや。
その『運気』は、『オーラ』とも言えるし、『指導霊や守護霊、先祖霊』の力とも言えるんや。」

「じゃあ、運気のない人は、何をやってもダメなんですか?」

「まあ、そういうこっちゃ。」

「でも、なんとかならないんですか。運気を上げるには、どうしたらいいんですか?」

「それはね、運気のある人とつきあうことだよ。そうすると、知らず知らずに運気が上がってくるもんや。」
さらに聞いた。
「でも、運気のある人と付き合うのが難しいときには、どうしたらいいんですか?」

「それは、また今度教えてあげるよ。運気を高める心を作る行があるんや。」

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長尾先生が教えてくれた運気を上げる方法の一つは、「平穏な心を作る」ことだった。

その一つとして、永平寺で日夜唱えられている般若心経の響きをテープで聞くのがいいと言われた。その音源は、実際の永平寺の雲水たちの読経に、長尾先生が霊的な加工を施したものだった。

曹洞宗の般若心経の唱え方は、抑揚がない。ずっと平板で、クセをつけない。
永平寺では、大勢の修行僧が安定して唱えていて、倍音が響き合い、独特の落ち着いた安定した世界を作り出している。
そして、巨大な木魚が「どっ どっ どっ」と低音で響き渡る。

確かに、耳を澄まして聞いていると、落ち着いた心になってくる。西洋のキリスト教で言えば、大きな石造りの大聖堂で歌われるグレゴリオ聖歌にも通じるものがあると思う。

「成功」という一見世俗的なテーマから入りながら、それを「運気」という概念を通して、最終的には「平穏な心を作る」という内面的な修行に帰結させるともいえる。どちらも“心の波の整い方”で決まるってことか。

まあ、この方法はほんの一例で、いろいろと個別に教えてくださったものである。気学や易学も教えていただいた。筮竹の使い方から方位のことまで。また、いろいろな新興宗教からも学ぶ方だった。(続く)