【算数は楽しいのだ】2025.11.4
あかりが算数のドリルをやっていた。
「どれどれ」と見てあげた。
教えるというのは、こちらが最も勉強になる。
算数は式を作るところから。機械的に計算だけしても、本質がわからないと、わかったことにならない。
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式というのは、「こういう見方、こういう考え方からすると、こうなる」という、とても濃縮されたもの。
「式」は単なる記号の羅列ではなく、ある状況を特定の視点で捉え直し、論理的に圧縮した表現といえる。
そこから、思考のトレーニングになる。
状況を抽象化する力、関係性を言語化する力、無駄を削ぎ落とす力。
そのあたりが、おとうちゃんもわかってきた。
だから、文章題を解くのが一番いいんだね。
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教える親としては、なかなか楽しい。
算数はやればわかる。わかった時点で「わからなかった」に戻ることはない。当たり前だけど、そこがすごいし、おもしろいところ。
「おとうちゃんは70歳にして、算数が好きになったんだよ」という話をした。
何しろ算数はわかりだしたら面白いのだ。
だから、根本的なところからやろう。
「今度は、小学校1年生、2年生、3年生の教科書を持ってきてごらん。そこから始めよう」という話になった。
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あかりは小学校を、1年生の夏で自分で見切って学校に行くのはやめた。
そして、今年になって、女性の校長先生と一対一で週に一回、教えてもらっている。
自分で自由な時間を持って、週に1時間教えてもらえるわけだから、それはいいね。
楽しいようだ。それがきっかけとなり、進んでドリルもやりだしたわけだ。
漫画を読むのも楽しいけれど、算数も楽しいはずだ。
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本当は、お父ちゃんが元気でお金と体力があれば、一緒にインドに旅をする。それが一番の勉強になる。
もう私には無理だから、お父ちゃんの振り返りも含めて、小学校の算数を教えながら学ぼうと思っている。
そんなこんなで、子育ては本当に勉強になる。この年で10歳の子供がいるというのは、まさに奇跡なわけで、ありがたく学ばせてもらわなくっちゃ。
子育ては一方通行じゃなく、互いに学び合う旅路かな。