過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「あっけらかん学園」カヤックであそぶ

第11回「あっけらかん学園」は、子供用のカヤックを持っていった。
あかりは慣れたもので、スイスイとカヤックを漕ぎ出す。しばらくして、大くんが「ジャーン」と川に飛び込んできた。
あかりと大くんは、背格好がちょうど同じくらいで、あかりのほうが少し大人っぽい。まるで姉弟のようだ。一緒に楽しく遊べる気の合う友だちがいるってことは、大きな財産だな。
こうして、ふたりとも日々成長していくわけで、それを見守れるのは嬉しく、楽しい。
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大くんは見事なバイオリンの名手だが、『ハリー・ポッター』を原文で読んでいる。それを見せてもらう。なんと、600ページもある。
私など、あんなに受験勉強(50年以上も前だ)で英文読解をやったのに、うむむ、ほとんど内容がわからない。それを辞書も引かずにスラスラ読む10歳児。
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私は、清流が流れる滝のような場所にいて、背中を温めながら呼吸に集中していた。いい「気」にあふれていて、まるで聖地だ。次の機会には、滝のように水が落ちてくるところに行って、滝行を体験できそうだ。
帰りには、田中康彦邸に寄る。家に入るなり、私は「広辞苑」を枕にして寝転んで話をする。私がそうしないと呼吸が苦しいということもあるが、田中さんとの長い友人関係や、彼のゆるくて温かい人柄のおかげでもある。
ところが、あかりは「はやく谷島屋(書店)に行こう」と急かす。話の腰を折ってきくる。そりゃそうだ。大人の話なんて聞いていてもつまらないだろう。
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あかりは立ち読みが大好きだ。2時間くらいヘッチャラで読んでいる。おとうちゃんも小さい頃からそうだった。「立ち読み学習法」ってところだ。
立ち読みはとてもためになる。居ながらにしてあらゆるジャンルに触れられる。
しかし、私の今の体力では、30分ほど立ち読みしていると疲れてしまう。
「おとうちゃんは疲れたから、車の中で寝ているよ。あかりはここにいていいから、あとで来ればいいよ。」
そう言うと、あかりは不安そうな顔をして「私も帰る」と言う。谷島屋から春野まで35分。家の近くまであかりを送る。
「今日、どうしようかな。このまま帰るか、お父ちゃんのところに泊まるか」としばし悩んでいた。
「どちらでもいいよ。自分で決めなさい」と言うと、しばし迷って「うーん、じゃあ帰る」と言う。
お父ちゃんとしては、何ごとも「自分で決める」ってことを大切にしているわけだ。
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明日もまた「あっけらかん学園」。川遊びとマコモの茎と葉の伐採だ。マコモには神秘的な力があり、実に素晴らしい香りがして、心身を癒してくれる。

 

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