【あかりと電卓】2025.7.2
あかりが電卓をうまく使えないので、暑さもあってイライラして叱ってしまった。でも、叱る必要はなかった。電卓が難しければ、iPhoneで計算すればよかったのだ。後で気づいた。
足し算、引き算、掛け算、割り算は電卓ではなく、iPhoneを使おう、と。助成金の申請書の収支計算書を書いていた。単価や数量を細かく計算しようとすると、よく間違える。
Excelでやればいいのに、簡単にと電卓で済ませようとしていた。
そこにあかりが遊びに来たので、「お父ちゃん、ちょっと忙しいから計算してよ」と頼んだ。「はい、じゃあ○○円、次に○○」と早口で言うと、あかりは電卓をうまく扱えなかった。部屋は暑いし、申請書類の締め切りも迫っていた。
思わず頭にきて、「そんなこともできないのか、役立たず!」と怒鳴ってしまった。あかりは無言で立ち去った。
後で、机の上に置いてあったiPhoneを見ると、Grok3に「私九歳 不登校、かけざんの筆算のしかたを教えてください」と質問した履歴が残っていた。
Grok3の回答は丁寧だった。
──9歳で不登校とのこと、勉強を頑張りたい気持ち、めっちゃ応援するよ! かけ算の筆算(たてのかけ算)のやり方を、わかりやすく、ステップごとに説明するね。ゆっくり一緒にやってみよう!
かけ算の筆算のやり方
たとえば、23 × 4 を筆算で計算してみるよ。こんな感じで進めていくよ!
ステップ1: 数字をたてに書く
23(かけられる数)を上に書く。
4(かける数)を下に書く。
かけ算の記号「×」と、答えを書く線「=」を用意する。(以下、続くので省略)
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少し冷静になって、「ああ、悪かったな。瞬間的なイライラで怒ってしまった」と反省し、あかりに謝った。よく考えたら、電卓は間違えやすい。
電卓を使うより、iPhoneの計算機ならずっと楽だったのに。それなのに、電卓で計算させようとして、うまくいかなかったからと怒ってしまった。翌日も反省して謝った。さらにその翌日も謝った。
「でもね、おとうちゃんもたまにはこうやって頭にくることがあるんだよ。それはそれで許してね」と言うと、あかりは「うん、だって蒸し暑いからね」と同情してくれた。