過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【日本は戦い抜いてみせた】2025.6.1

【日本は戦い抜いてみせた】2025.6.1

日本は愚かな戦争をした。負けるのは確実だったからもっとはや降伏しておれば、もっと早くポツダム宣言を受け入れていれば。

東京大空襲も、広島・長崎の原爆もなかっただろう。沖縄の地上戦も、特攻隊も、戦艦大和の片道分の燃料だけを積んだ戦いもなかっただろう。インパール作戦のようなものは、「愚かな戦い」「無駄な戦い」「指導部の誤り」だった。

そのようにインド人のスワルナーリさんに語ると、彼女はこう言った。「いや、それは違う。日本は負けるとわかっていても、あそこまで戦い抜いた。戦ってみせたんだ」と。

なるほど、そういう見方もあるのか。

「戦い抜いてみせた、そして死んでいった」。そんなふうに見ている国もあったのだと気づいた。
 ▽
スワルナーリさんは、結果だけでなく、戦ったこと自体に意味を見出す立場を示している。一方、私の視点は、戦争の「無意味さ」や「避けられたはずの悲劇」に焦点を当てている。

彼女は東インドベンガル州出身で、文化的・歴史的背景が大きく異なる。インドは当時イギリスの植民地であり、独立運動が高まっていた時期だった。

彼女は、日本が「負けるとわかっていても戦い抜いた」姿勢に、ある種の敬意や象徴的な価値を見出しているのだろう。
 ▽
インドにとって、第二次世界大戦は単なる大国間の衝突ではなく、帝国主義への抵抗や自国の独立闘争と結びついた文脈を持っていた。

例えば、チャンドラ・ボース率いるインド国民軍(INA)は日本と協力し、インパール作戦にも関与していた(ボース自身はシンガポールから指揮)。

彼らにとって、日本は「アジアの国が西洋の強国に立ち向かった」象徴だったのかもしれない。彼女の言葉は、結果よりも「戦う意志」や「抵抗の精神」を評価する視点だと感じる。
 ▽
日本の戦争を「愚かだった」と見る視点は、犠牲の大きさや結果の悲惨さに焦点を当てた、合理的かつ人道的な立場である。一方、彼女の視点は、戦ったこと自体の象徴性や、植民地支配への抵抗という文脈を重視している。

《戦観二義》

【日本は戦い抜いてみせた】2025.6.1

日本は愚かな戦争をした。負けるのは確実だったからもっとはや降伏しておれば、もっと早くポツダム宣言を受け入れていれば。

東京大空襲も、広島・長崎の原爆もなかっただろう。沖縄の地上戦も、特攻隊も、戦艦大和の片道分の燃料だけを積んだ戦いもなかっただろう。インパール作戦のようなものは、「愚かな戦い」「無駄な戦い」「指導部の誤り」だった。

そのようにインド人のスワルナーリさんに語ると、彼女はこう言った。「いや、それは違う。日本は負けるとわかっていても、あそこまで戦い抜いた。戦ってみせたんだ」と。

なるほど、そういう見方もあるのか。

「戦い抜いてみせた、そして死んでいった」。そんなふうに見ている国もあったのだと気づいた。
 ▽
スワルナーリさんは、結果だけでなく、戦ったこと自体に意味を見出す立場を示している。一方、私の視点は、戦争の「無意味さ」や「避けられたはずの悲劇」に焦点を当てている。

彼女は東インドベンガル州出身で、文化的・歴史的背景が大きく異なる。インドは当時イギリスの植民地であり、独立運動が高まっていた時期だった。

彼女は、日本が「負けるとわかっていても戦い抜いた」姿勢に、ある種の敬意や象徴的な価値を見出しているのだろう。
 ▽
インドにとって、第二次世界大戦は単なる大国間の衝突ではなく、帝国主義への抵抗や自国の独立闘争と結びついた文脈を持っていた。

例えば、チャンドラ・ボース率いるインド国民軍(INA)は日本と協力し、インパール作戦にも関与していた(ボース自身はシンガポールから指揮)。

彼らにとって、日本は「アジアの国が西洋の強国に立ち向かった」象徴だったのかもしれない。彼女の言葉は、結果よりも「戦う意志」や「抵抗の精神」を評価する視点だと感じる。
 ▽
日本の戦争を「愚かだった」と見る視点は、犠牲の大きさや結果の悲惨さに焦点を当てた、合理的かつ人道的な立場である。一方、彼女の視点は、戦ったこと自体の象徴性や、植民地支配への抵抗という文脈を重視している。

《戦観二義》

愚戦骨朽 恨長
降詔遅至 無義
印度視之示戦
殖民之地 星現
同戦異視 東西
風別天地 自然

「読み下し」

愚かな戦い 骨朽ち 恨み長し
降詔遅きに至り 義なし
インドには戦いを示し
植民の地に星と現る
同じ戦 東西に見方異なり
風別る 天地自然

印度視之示戦
殖民之地 星現
同戦異視 東西
風別天地 自然

「読み下し」

愚かな戦い 骨朽ち 恨み長し
降詔遅きに至り 義なし
インドには戦いを示し
植民の地に星と現る
同じ戦 東西に見方異なり
風別る 天地自然