過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【整頓吟】2025.5.31

【整頓吟】2025.5.31

AIによる事務効率化は大きく進んでいるが、書類や本の整理、家の片付けといった物理空間の管理は、なかなか進まない。こちらのほうは、「検索」できない。物理的にきちんと整理しておかないとわんからなくなる。「探し物が見つからない」「片付ける体力がない」。これは大きな悩みの種だ。
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ときどき娘のあかり(9歳)が家に来て、とうちゃんのものをババっと片付けてくれる。
ただ、あかりが行うのは「整理」ではなく「整頓」だ。適当に、大きさの揃ったものをひとつの箱にまとめてくれる。一応きれいにはなるのだが、障害者手帳、領収書、請求書、メモなどが一緒くたに箱に入ってしまう。

それでも、せっかく整頓してくれるのだから、ありがたく思う。本当に良く成長してくれた。あかりが一生懸命動いて、とうちゃんのダメな部分を補ってくれるような流れを感じる。
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とうちゃんの生き方は、次から次へと挑戦し続けること。だから、収拾がつかない。あかりには、固定概念に縛られず、何事にも挑戦するという生き方を伝えたい。

トライしてみてダメならダメで、縁がなかったとしておしまい。そこに執着せず、また次の挑戦に進む。そんな人生に臨む姿を伝えられたらと思う。

「整頓吟」

AI効進
物整止難行
探物不見苦
片力無嘆声

九歳娘来訪
整頓箱詰混
父心温喜
成長見守情

不整挑戦続
観念不縛
駄次進執棄
新姿示子伝

「読み下し」

AIで効率は進むも
物の整理は止まり難し
探し物見えず苦しみ
片付ける力無く嘆く

九歳の娘が来訪し
整頓で箱に詰める(混ざっても)
父の心温かく喜び
成長を見守る愛情

整わずとも挑戦続け
観念に縛られず
駄目なら次へ進み 執着棄て
新たな姿を子に示し伝える