【知衰国誰弔】2025.5.3
パチンコ業界の市場規模は15.7兆円、出版業界は1.68兆円。その差に驚く。
そこで、さまざまな業界の市場規模をざっくり比較してみた(2023年度推計)。
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医療・介護:58~59兆円
ギャンブル:24.2~25.7兆円(パチンコ15.7兆円+公営ギャンブル[競馬、ボートレース、競輪、オートレース、宝くじ]7.7~9.1兆円+オンライン0.81~0.94兆円)
セックス産業:6~8兆円
テレビ産業:3.2兆円
酒類:3.2~3.3兆円
教育産業:2.7~2.8兆円
出版産業:1.68兆円
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知的衰退の危機
読書離れ、教育投資不足、ギャンブル偏重が、批判的思考や創造性を低下させる。PISA成績低下(2018年、読解力15位、数学6位)、大学定員割れ(2024年、6割)もその兆候だ。
出版や教育の衰退は、批判的思考と創造性の低下を招く。
ギャンブルの「時間泥棒」が時間を奪う。
医療の高齢者優先が、文化的投資を圧迫。
「馬鹿になっていく」は、PISA低下、低投票率(2022年、52.05%)、依存症増加(IRで60万人超予測)で裏付けられる。
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医療・介護(58~59兆円)の伸びが顕著だ。雇用は930万人(2023年、厚労省)、医師、看護師、介護士、事務、関連産業(医薬品、医療機器)を含む。2030年には製造業(約1,000万人)を抜き、最大産業に。高齢化(2024年、29.3%)で需要が急増し、2040年には1,100万人雇用(労働人口の2割)予測。
売上規模が大きい産業は、税収、業界団体、ロビー活動を通じて強い政治的影響力を発揮する。
私自身、数年間山里でデイサービスを経営し、いまは病人として医療・介護の恩恵を受けている。
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賭博廿五兆(とばく にじゅうごちょう)
出版僅二兆(しゅっぱん わずかに にちょう)
介護六十兆(かいご ろくじゅっちょう)
知衰国誰弔(ちすい くに たれか とむらわん)
※解説
「賭博」はパチンコ、公営ギャンブル、オンラインカジノを含め、IR法案(カジノ解禁)への含みを持たせた。
介護需要の急増(約60兆円)が、文化的投資(出版2兆円)を圧迫する構図を四行に凝縮。
医療・介護の雇用(930万人)の経済合理性と、知性衰退(PISA低下、投票率低迷、依存症増加)の社会的コストを対比。
「知衰」は国の知的衰退を、「弔」は「死に瀕した知性を悼む」比喩。