【生死境 臨死体験】2025.4.23
昨日聞いた友人の臨死体験から。
タイで食あたりになって、抗生物質をたくさん飲んだ。抗生物質を飲んでいるときは、お酒を飲んだらアブない。強い症状(めまい、吐き気、意識の離脱など)がでるときがある。
ところが、現地で盛り上がってしまい、お酒を出してもらった。普段はほとんどお酒を飲まないのだが、そのときはなぜかガーッと飲んでしまった。
すると頭がぐるぐる回り始めた。「これはヤバい」と思ってホテルに帰った。ホテルでは吐きまくって、全部吐いてしまった。しかし体調が悪くなって、ホテルから車で病院に運ばれた。
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病院に向かう途中、車の中で呼吸がだんだん浅くなっていく。
車に運ばれているうちに、意識が体から少し離れて、上の方から自分を見ている。
そのとき、「あれ? 俺、ほとんど呼吸してないぞ」とわかった。さらに、「今、瞬きしたぞ」と見えた。自分の肉体を俯瞰して見ているような状態だった。そして、だんだん真っ白な世界に入っていった。
その白い世界に入っていく瞬間、究極に気持ちよくなってきた。今まで経験したどんなドラッグよりも、信じられないくらい心地いい世界だった。そのとき、頭の半分は「このまま行くと死んでしまうな」と考えていた。
「これはマズい」と思いつつも、もう半分の頭では「こんなに気持ちいいなら、このまま逝ってもいいかな」と感じていた。
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「それでもいいかな」と思った瞬間、病院に到着して治療を受け、意識が戻った。
そこで実感したのは、人間は究極の気持ちよさの中で死を迎えられるということ。普通は、苦しければ抵抗する。でも、死ぬときはみんな静寂になる。それは、死の直前に脳内でモルヒネのような麻酔物質が出て、気持ちよく逝けるからなのだろう。
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この体験の後、自分の価値観が大きく変わった。死に対する恐怖がまったくなくなった。死ぬときは、みんな気持ちいい世界に入っていける。それがわかったから、死への恐れが消えてしまった。
だから、いまの介護やホスピスの仕事もストレスではない。
「この患者さんはいま苦しんでいても、必ず気持ちいい世界に帰っていける」。
それがわかっているから、ホスピスのケアで、恐れや悲しみを感じなくなった。
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「生死境」
異郷病酔死生間:異郷に病み酔いて 死生の間(かん)に
白界悠々極楽還:白き界 悠々として極楽に還(かえ)る
覚後死生元一理:覚めたる後 死生は元(もと)一理
看護無畏泰山安:看護に畏れ無く 泰山(たいざん)の安き
※
「死生間」で生死の狭間を表現
「白界」「極楽」で臨死体験中の白い世界を描写
「覚後」からは体験後の悟りを表現
「泰山安」で死への恐怖を超えた心境を象徴