過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【ブッダが亡くなるときの描写】2025.4.1

ブッダが亡くなるときの描写】2025.4.1

ブッダがどのように亡くなったのか、調べてみた。

大般涅槃経』(Mahāparinibbāna Sutta)によると、ブッダは弟子のアーナンダに、最後の休息のために寝床を整えるよう命じた。  

「アーナンダよ、私のために寝床を整えなさい。私は疲れている。横になりたい。沙羅双樹の間に寝床を設け、頭を北にしてください。衣を四つに折って敷きなさい。」
(原文: “Ānanda, paññāpehi me saṅghāṭiṃ catugguṇaṃ paṭicchādetvā, kilanto’ham Ānanda, nipajjissāmi. Sīsapariyantaṃ uttarāsīsaṃ sallehi antare karotha.” の意訳)

ブッダはその上に横になり、頭を北に、右脇を下にして休息をとった後、最後の教えを説いた。ブッダはこの時80歳で、場所はクシナガラ(Kusinārā)であった。

ブッダの最後の説法は、次のように伝えられている。  
「手放しなさい、アーナンダ。時が来た。私は疲れ果てた。私の教えは完成した。もはや私に頼る必要はない。自己を灯火とし、法を灯火として生きなさい。」
(“Handa dāni, Ānanda, mā pamādattha; kālo me, parinibbāyissāmi. Dhammānudhamma-paṭipannā viharatha...”)

入滅の瞬間はどうであったか。  
「尊師は第一の瞑想に入り、次に第二、第三、第四の瞑想へと進んだ。そして第四の瞑想から、彼は完全に解脱し、大般涅槃へと入った。」
(“Tato Bhagavā pahamaṃ jhānaṃ samāpajji… catutthaṃ jhānaṃ samāpajji. Catutthā jhānā vuṭṭhahitvā samanantarā Bhagavā parinibbāyi.”)

そうしてブッダは静かに息を引き取ったとされる。とくになにも奇跡などは起こしたとは伝えられていない。

【五言絶句】

沙羅双樹間:沙羅双樹(さらそうじゅ)の間
右脇北頭安:右脇(うきょう)北頭(ほくとう)安し
四禅次第尽:四禅(しぜん)次第(しだい)尽き
無言入涅槃:無言にして涅槃に入る

【七言律詩】

沙羅双樹敷安座:沙羅双樹に安座を敷き
右脇北頭示寂然:右脇北頭寂然を示す
四禅漸次窮玄奥:四禅漸次に玄奥を窮め
一息長辞証涅槃:一息長辞して涅槃を証す
法燈自照遺言在:法燈自ら照らす遺言在り
金口無声妙理伝:金口(こんく)無声妙理伝う
八十春秋遊化畢:八十春秋(はっしゅんじゅう)遊化(ゆうげ)畢(お)わり
千秋万世法輪転:千秋万世(せんしゅうばんせい)法輪を転ず