過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

①【臥禅の工夫】2025.4.1

①【臥禅の工夫】2025.4.1

息が苦しいときは横になっている。
起きているのが辛いのだ。
そんなとき、横になって本を読むのが一つ。
もう一つは、ひたすら呼吸に意識を向けること。
寝ながら瞑想が進めばこんな楽なことはない。
吸う息・吐く息、体が膨らむ・縮む感覚に意識を向ける。
さらにボディスキャン。足の裏から膝、太もも、腰、腹、胸、背骨、喉と順番に意識を移動させていく。センサリーアウェアネスだ。
  ▽
しかし、寝ながらだとどうも頭が冴えわたらない。
どうしてだろうか。

寝るのはやめて壁によりかかり、ベッドの上で足を投げ出しての瞑想だと、少し頭が冴える。
さらに足を組んで、壁に寄りかからずに自立して座れば、きちんとした瞑想になって頭も冴える。
  ▽
頑張って瞑想する必要もない。寝るということは財産であり、豊かさである。寝ることはすなわち体が緩むこと。体が緩むことは、体の修復作業をしているということでもある。だから、治療には寝るのが一番。  

ところが、寝てばかりもいられない。眠いわけではないので、飽きてくる。
寝れば筋力が落ちる。何より仕事ができない。
だからやはり、多少苦しくても、起きて何かをするのがいい。
私の場合はほとんどパソコンに向かい情報を集めたり、原稿を書いたり、編集したりしている。たまにお客さんが来ると、雑談をするのがエネルギー源ではある。  
寝ながらの瞑想はどうしたら深められるか。寝ながら瞑想がなぜうまくいかないのか、それを探求している。

■五言絶句

臥苦調息難 臥して苦(く)しきは息調(ととの)い難し
読書観想安 書を読み想を観(み)れば安し
臥禅探究深 臥禅(がぜん)探究深く 
起坐慧光寒 起坐(きざ)すれば慧光(けいこう)寒し ※寒=清涼

■七言律詩

臥時苦息調身難 読巻観心暫得安
足膝腰腹順意掃 頭脳昏朦効果寒
起坐依壁禅稍明 端身自立慧光団
臥修雖貴働須起 探究臥禅深味看

書き下し文:
臥時(がじ)苦息(くそく) 身を調うる難し
巻(かん)を読み心を観れば 暫(しばら)く安しを得
足膝腰腹(そくしつようふく) 意に順い掃う
頭脳昏朦(こんもう)にして 効果寒し
起坐(きざ)し壁に依れば 禅稍(やや)明らか
端身(たんしん)自立すれば 慧光(けいこう)団(だん)たる
臥修(がしゅう)貴しと雖も 働くには須(すべか)らく起こるべし
臥禅(がぜん)を探究し 深味(しんみ)を看る