過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

⑤【AIの使い方】根拠を示すのに最適

⑤【AIの使い方】根拠を示すのに最適 2025.3.22

文章を書くというのは、何かを主張しようとすることだ。自分の体験だけなら、それは自分から紡ぎ出すものなので、それほど難しいことではない。「ああ疲れた」とか「ああ苦しい」というのは、自分の身体的な実感なので、いちいち根拠を示す必要はない。

しかし、政治的あるいは学術的な主張をしようとするときは、根拠となる資料が必要になる。たとえば、「どういった論文があるか」「どういったことがリリースされたか」「どういった一次資料があるか」といった、公に認められた根拠を示せないと、主張が薄くなってしまう。

論じるにあたってまず大切なのはベーシックコンセプトだ。例えば、「人間は神の子である」「人間は本来自由である」「人間には進歩が必要である」「信仰など必要なく自分の力で歩んでいける」といったものがベースにある。これは一言で言い表せるものだと思う。
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ただし、それを述べる際には説得力が必要だ。そのためには、先行業績(さまざまな著者の発言や事例)を引用する必要がある。さらに、歴史的経緯や背景、文化的な影響なども引き合いに出さなければならない。

こうした根拠を示すために力を発揮するのが生成AIだ。さまざまな学説や歴史的な推移を提示してくれる。

「漠然とローマ帝国の歴史について述べよ」といった曖昧な問いかけではなく、具体的に質問した方がAIの力を引き出せる。
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たとえば、「ブッダの初期経典から大乗経典の『法華経』や浄土教典、あるいは密教の経典がどのように導き出されたのか、その根拠となるパーリ語経典を示せ」とか、「ブッダの悟りを開いた瞑想法とはなにか。また、仏典にその記述がありか。さらには、その仏典はたしかにブッダの説をもとにしているといえるのか」

サンスクリット語パーリ語の歴史的な推移と、言葉の響きによる荘厳さの違いについて具体的に示せ」とか。古代インドの言語の歴史的な推移と、サンスクリット語の成立、そしてパーリ語プラークリットについて述べよ」とか。

「バッハは平均律や対位法を使って音楽を制作したが、バッハの視点から見て現代の音楽――たとえばラップ――をどう思うか、西洋の古典音楽と現代音楽の推移を踏まえて述べよ」とか。
質問が具体的で専門的であるほど、AIはその凄さを発揮してくれる。
いわば優秀な論文を次々と瞬時に示してまとめてくれる感がある。