過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

③【AIの使い方】コミュニケーションツールとして

③【AIの使い方】コミュニケーションツールとして 2025.3.22

この前、友人が乳がんの検診で引っかかったと言っていたので、彼女は悩みや後悔、苦しみの過程をいろいろと書いていた。

「大丈夫だよ、元気出しなよ」みたいなことを簡単に言える立場ではない。それで、彼女が投稿していた内容をAIでラップにしてみて送ってあげたところ、「愚痴がラップに整えられた」と喜んでくれた。

すると、私の別の友人がそれをもとに「Suno」というAIで即座に曲を作って送ったところ、それもとても喜んでくれた。まあ、そういう過程が気軽にできるのはいいことだ。
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その友人が住む同じ団地に、ウクライナからの避難民が暮らしていた。ウクライナの人たちと交流しようと、NPO法人が主催となって、ボルシチなどを作りながら交流会を開いた。

その時、友人は「ウクライナが平和でありますように」という歌詞を作り、AIで作曲を行った。男女のボーカルで、まさに名曲だった。10秒で2曲ができたのだ。

ある日、三宮の駅でそのウクライナの人に偶然会った。その際、「これ、作曲したよ」とデータを渡したら、驚きと感動の表情を見せた。

何しろ、母国語であるウクライナ語の詩に、2人のボーカルでかなりの名曲として仕上がっていたのだ。

「まさか日本で、ウクライナ語でこんなに気軽に作曲してくれる人がいるなんて」と感激していた。すでにこの曲はウクライナ難民の間で共有されているようだ。
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この前、「いちりん楽座」で「AIで文章を書く」というカタリバに、アメリカのカリフォルニアから参加してくれた人がいた。

その人はアメリカの医療大麻(合法)の状況について詳しかった。実際に、母親のパーキンソン病のケアを医療用大麻で緩和していた経験があり、現在も患者さんに医療用大麻の緩和ケアを行っているという。

翌日、その話を聞いた著名な事務所から原稿依頼が来た。ちょうどそのタイミングで書いたものをAIで整理し、今、原稿を作成しているところだそうだ。
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「あれ、こんな使い方があったのか」「こんなふうに指示すれば、AIはこんなことまでしてくれるのか」と、使い方をシェアしていくと可能性がとても広がる。  

AIの活用で、今までの自分とは違った客観的な視点を持つことにもつながるし、新しい遊び方や新しいコミュニケーションの広がりも生まれる。  

人は必ず病気になることがある。体が自由に動かせなくても、喋ることができれば音声入力で原稿が書ける。AIで校正もできる。高齢者や音楽の基礎知識がない人、文章が書けない人でも、AIを使えばコミュニケーションの幅がぐんと広がるのだ。