過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

〈10〉【私の宗教・神秘・霊能体験】いろいろな霊的体験②

〈10〉【私の宗教・神秘・霊能体験】いろいろな霊的体験② 2025.3.14


いずれにしても、生きている人間に霊的なものが関わってくる可能性は大いにある。高級霊もあれば低級霊もあるだろう。魔のような存在もあれば、神々や精霊のような存在もあるということだ。
このあたりは、スウェーデンボルグの『天界と地獄』に詳しい。彼は18世紀に生きた科学者であり神秘思想家で、30年間にわたり10万の霊と交流したと言われる。人間を一つの器とみなし、そこにさまざまな霊的なものが関わるという体験をしている。  
大切なのは、その人の「支配的な愛は何か」だという。それによって、死後、さまざまな霊的な愛の次元に住み分けされると述べている。
スウェーデンボルグはカントとも交流があり、ヘレン・ケラー鈴木大拙などに高く評価されていた。
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霊的な磁場や聖地、あるいは現世利益を求める人が拝む場所には、霊的な存在や神々が実際にいる、あるいは寄ってくるのかもしれない。
霊的に苦しんでいる存在がいて、関わってくる可能性もある。
「池谷のそばにいれば、あちこちの聖地に行ったり拝んだりするから、自分が救われるかもしれない」と思って近づいてくる場合もあるかもしれない。  
昔付き合っていた女性は、かなり霊的な人だった。声楽を学んでいたが、感性が豊かでよく霊的なものが下りてきた。その瞬間、私の全身に寒気が走ったり、突然鳥肌が立つことがあった。そうなると、彼女の目つきや声の響きが全く変わった。
さて、どうするか。どうなるか。
私は、彼女に下りてきた霊とよく対話をしていたことがあった。
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立正佼成会という新興宗教がある。これは法華系の霊友会から分派したもので、久保角太郎と小谷喜美によって創始された。法華経の教えを基本とした先祖供養を重視する教えだ。
小谷喜美が断食や水垢離などの厳しい修行を積むと、霊能力が身につき、その力で多くの信徒を引き寄せた。  
そして、そこから分派した立正佼成会は、庭野日敬創始者だが、彼は牛乳配達をしながら布教を進めていた。ある時、長沼妙佼という女性と出会った。彼女は大変な力を持ち、病気を治したり予言する能力があった。この庭野と長沼の二人で、立正佼成会は教線を拡大していった。  
面白いのは、庭野日敬が長沼妙佼に下りてきた霊とやりとりしながら教団を運営していたことだ。例えば、庭野は日蓮の教えを学ぼうとしていたが、下りてきた霊が「日蓮よりもまず『法華経』を学べ」と言った。
それで、立正佼成会日蓮よりも『法華経』を軸にした教えになっていったという経緯がある。常に霊との対話を通じて教団を運営してきた点が興味深い。