〈8〉【私の宗教・神秘・霊能体験】いろいろな霊能者:天野さん① 2025.3.14
ある時、天野さんというまた別のタイプの霊能者が来られた。
その方はいつも薬草茶と小さなおリンを持ち歩いていた。おリンを響かせて波動を調整する霊的なタイプの人だった。
植物の霊的な波動を感じられる方でもあり、ヨモギは血液の浄化に良いということで、よくヨモギを勧められていた。
天野さんの霊的な感知の方法は独特だった。自分の指を弾いて、イメージする対象物に霊的なエネルギーを当て、そこから反射して返ってくる感覚で状況を感知するのだ。
また、親指と人差し指と中指を重ねてクルッと回し、その時に指がなめらかに回るか、どこかで引っかかるかによって、その人の状態を読み取るタイプだった。
そこにいない人物でも構わない。その人をイメージした時、指を弾いたり回転させたりして、その回転の重さや軽さ、引っかかりや滑らかさから、その人物が今どんな状態にあるのかを読み取ることができた。
私が「過去にこういう人物と会って、こんなことがあった」と話すと、天野さんは3本の指をクルッと回して、「それはこういう人物だったね。池谷さんのことをとても心配してくれたのに、残念なことだったね」と言うような話ができる方だった。私にはそういう感性はまったくない。
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その天野さんが、長尾先生の部屋に泊まったことがあった。
部屋に入るなり、顔が曇った。
「すごいな、不成仏霊がたくさんいるな」とつぶやいた。
「これは浄化しないといけない」と、小さなおリンを取り出し、「チーン」と響かせた。
「ああ、不成仏霊が一体」。
「チーン」と鳴らして「ああ、二体」。
そうして、何十体もの不成仏霊を浄化し、霊的にクリアにしたことがあった。
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私にはそのあたりの霊的なことはまったくわからない。
でも、霊的な波動がわかる人には、それがわかるものなんだなと思った。
霊的なことがわかる人には、いろんな霊的なものが寄ってくるのではないか。時には、不成仏霊がその人を通じて救われたいと思って近づいてくる場合もあるだろう。
だから、その人がその場にいなくても、その人が暮らす場所に不成仏霊が滞留していることがあるのかもしれない。天野さんはそこを浄化しようとしたのだろう。