〈12〉【私の宗教・神秘・霊能体験】いろいろな霊能者:天野さん② 2025.3.15
天野さんとは縁があって、毎月、国立でワークショップを開催していた。「植物のエネルギーを感じる」というようなことがテーマであった。
そこに生えている草木がいまどんなエネルギーでいるのか、それを感知して行くようなワークを行っていた。このあたりは微細なことなので、言葉で説明は難しい。
天野さんが推奨していたのはヨモギだった。採取したヨモギを薬草茶にしたり、乾燥させて葉をよく揉んでモグサにした。
ニンジンなどを輪切りにし、その上にモグサを置いて火をつけてお灸とした。これは「隔物灸」と呼ばれるもので、熱くなりすぎた場合はずらすことができる。仙骨あたりにあるツボにお灸をすると元気になるということだった。
自分でヨモギを探し、採取し、乾燥させ、手で揉む、そうした全過程こそが癒しになると天野さんは言っていた。
また、さまざまな人の悩みや人生相談にも応じていた。一対一で向かい合い、真ん中にロウソクを灯す。ロウソクの炎を見ると相手の状態がよく分かるのだという。そして、おリンを響かせる。その音の響き方によって、相手の状態が次第に見えてくるようだった。
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天野さんをファシリテーターとして、ハワイで「地球のエネルギーに触れる」というワークショップを主催したこともあった。私はそれまで一度もハワイに行ったことがなかったが、現地の聖地などを案内してくれる人が現れたり、うまく人材が集まって、無事にワークショップが開催された。
その後も、各地で霊地や聖地巡りを行っていた。私は参加しなかったが、オーストラリアのウルル(エアーズロック)でも開催されたことがある。
天野さんの霊的な力によって行われる聖地巡りだったが、その時、参加者の女性に何か次元の異なる霊的なものが降りてしまったらしい。その霊的な存在はかなり強い支配力を持ち、ツアー全体を仕切ってしまうほどだったと聞いた。
霊的な、あるいは神様的な世界に関わると、突発的な出来事が起こり、コントロールが効かなくなってしまうこともある。そこがこわいところだ。
その霊が降りてきた女性は、その後もさまざまな苦労を経験したらしい。ある集いで彼女は長尾先生に出会うことがあった。会った瞬間、「あんたも、いろいろ大変やったなあ」と言われ、「この人は私のことを分かってくれる」と感じて泣き出してしまったと、本人から聞いたことがある。
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かなり最悪なツアーになったようだ。ひとりの卓越した霊能者があらわれると、そこに依存する信徒のような関係になっていきやすい。
メンバーの中に憑依体質の人がいたりすると、そこに低級霊というか、より強力な心霊が憑依して、和を破壊したり、支配しようとするという事例とも思えてくる。
共依存もあるし、信徒のほうからすると、リターダーに理想の投影が起こりやすい。リーダーは、信徒の理想に沿うような形になってくる。
それが、うまくいく場合もあるが、等身大でない場合には、より強力なエネルギーに支配されることもあるような。そのあたりは、探求中。