過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

〈1〉【私の宗教・神秘・霊能体験】いろいろな霊能者:長尾先生①

〈1〉【私の宗教・神秘・霊能体験】】いろいろな霊能者:長尾先生①2025.3.13

せっかく宝の山にいながら、足元に宝があるのに気づかずにいた。そんなことがたくさんある。いつもそんな人生だったなあと思う。
ふと、長尾先生のことを思い出した。本当にたくさん教えていただいた。
  ▽
「何事においても“らしさ”が大切だな」とおっしゃっていた。
神主を目指していた私の友人に言った言葉だった。神式の作法やしきたりよりも、何よりも神に向かう「らしさ」を身につけることが大事だと。   
「宗教は外からじゃわからない。中から見なくちゃいけない」ともおっしゃっていた。
宗教団体を見るときは、敷地に立っている木が整然と立ち上がっているような佇まいなら良いところだ。ごちゃごちゃしていたら、それはダメだと。
  ▽
会った瞬間にその人の本質を見抜く力があった。
でも、それを直接端的に言うと相手が気を悪くするので、どう言えば伝わるのか、その言葉を選ぶのに時間がかかるとおっしゃっていた。   
私が初めてお会いしたときのことだ。こう言われた。

「あなたはどんどん縁を作れる人だ。人と人をつなぐんだなあ。
でもなぁ……残念なことに(ふぅ)、切ってしまうんだな。自分でせっかく作った縁を、簡単に切り捨ててしまうところがある。それが課題だな。」
  ▽
確かにその通りだなあ、今でもそう思う。
また、こんな話もしていた。

「中国の古い話でな、雨が降らずに人々が困っていたとき、ある人が現れて『雨を降らせましょう』と言う。
その人は小屋に入ってじっとしていると、やがて雨が降り出した。
人々が『どうやって祈ったんですか?』と聞くと、『大したことじゃない。雨が降るというイメージを心の中でしっかり固めていただけだよ。ありありとイメージして深めていけば、現実に雨が降ってくる』と答えた。」
そんな話だった。   
だから普段から心を穏やかにすること、心を落ち着けること、平和にすることが一番大事。それが宗教の心なんだ。
  ▽
具体的にどうすればいいか?
「うん、人それぞれだ。あんたの場合は、先祖供養をしていないなぁ……。仏壇の扉の脇に先祖がかろうじてしがみついている感じだ。位牌でもいいからきちんと作って、丁寧に供養するのがいいよ。」   
そんなことも言ってくれた。でも、私はやってないけど。

「それから宗教といっても、心霊科学から見ればわかってくることがある。心霊科学協会なんてところもあるから、いろんなところに顔を出してみるといい。新興宗教真如苑だって、私は行ったりするよ。
あそこはしっかり拝んでるなぁ。一度行ってみるといいよ。」   

その頃、私は国立に住んでいて、隣の立川に真如苑の本部があったので、2月の寒行に参加したことがある。朝4時半の国立駅のトイレ掃除から始まり、立川の本部での読経と真言、さらには護摩行まで。その寒行中は、心身のエネルギーがとても充実していたのを覚えている。
  ▽
気学や易学も教えていただいた。筮竹の使い方から方位のことまで。
身近にすごい先生がたくさんいたなぁと感じている。

しかも、向こうから近づいてきてくれて、教えてくれようとしてくれていた。けれども、それを大切にできなかった。
今になれば、お聞きしたいことは山ほどある。惜しいことに、もう亡くなられてしまったが。