過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

よき友がいる、よき隣人がいるって財産だなあ

【よき友がいる、よき隣人がいるって財産だなあ】2025.1.1

「おう、元気か」。Hさんがやってきた。納屋で焚き火しながら雑談。たまたま力道山のビデオテープが10巻ぐらいあったので、お貸しする。

Hさんの息子さんは、アントニオ猪木に憧れて「週刊ゴング」というプロレスの雑誌のカメラマンをしていた。ところが、昨年、中華街で食事中に、突然亡くなった。まだ50代であった。

Hさんの家の仏壇には、遺影として猪木と握手している写真が飾られている。毎朝、「おい、むこうにいって猪木と楽しく話でもしているか」と声をかけているという。
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Yさんが寄ってくれた。近所の人の所有している茶畑を返すということで、挨拶に来た帰り。好きだった茶畑をやめるのは、今年3月に心臓手術をするためだという。

いまはペースメーカーを入れているが、心臓の手術をしなくてはいけないらしい。「心臓の手術って危険度が高いね。セカンドオピニオンもったほうがいいんじゃないの」みたいなことを言った。

昨年、冠動脈バイパス手術で友人が亡くなったばかり。
医者って患者を治したいという気持ちもあるけれど、実績がほしい、実例を研究したいだろうなあ。ぼくが医者になったとしたら、事例研究、実績づくりのほうにウェイトがいくだろうなあとも思った。
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名古屋からHさんが来てくれた。わたしの車がホコリっぽいので、ばばっと掃除してくれた。さらに、ワックスがけまで。なんとクルマがピッカピカだ。

お昼ご飯もわけてくれた。大麦と雑穀と鳥のササミを煮込んで、ターメリックで炒めたもの。なるほどこういう食事もいいなと思った。

こないだ小麦を断ってすごく元気になった方に会った。世の中、パンもラーメンもパスタも、うどんもピザもお菓子も、ほとんどが小麦だ。今年は、その小麦を絶とうかなあ、と思っている。
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納屋で焚き火をする。無煙炭化器なんだけれど、どうしても煙は出る。やはり肺によくないなあ。

明日は、あかりの友達2人とお母さんが遊びに来る。子供たちは焚き火を楽しみにしている。風が強くなければ外で焚き火をするかな。
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病気のことを風の便りにいろいろな友人から電話をいただく。よき友がいる、よき隣人がいるって財産だなあ。

今年のテーマは「竹炭」づくりと「マコモ」の栽培。両方とも実に神秘的なのだ。それを探求してみたい。
なにはともあれ、実験。固定観念にとらわれないでやってみること。