過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

病気を治すのは、医者ではなくて、自分の自然治癒力なの

病気を治すのは、医者ではなくて、自分の自然治癒力なの
①食で治せぬ病は、医者にも治せぬ
②基本は玄米。発芽玄米。そして雑穀。脱小麦。
③足湯が最も即効性がある。毒素を排出する。
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「わたしが倒れるか、この家が倒れるか、どっちが早いかだわよ」
──もしも、自分がダメになりそうだというとき、どうしますか?
「そういうときは、その前の道に出て、〝死にそうだ〟って倒れて叫んでやるんだ(笑 
ひとり暮らしのOさん。86歳の女性陶芸家。
元気かなあ、と安否確認のつもりで訪ねてみた。
数年前には、体調崩していたし、そもそも暮らしている家が老朽化して倒れそうな感じもあった。
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大丈夫かなあ、介護認定を取ってヘルパーさんに来てもらうだけでも安心。そんな思いであった。
そうしたら、あにはからんや。ものすごく元気。
肌のハリもツヤもある。びっくりした。ぼくよりも遥かに元気だったよ。
「昨日、みなさんの作品を窯(ガス釜)に焚いたのよ。86歳でひとりで窯を焚くなんて、なかなかいないでしょう。窯はずっと数日間、観察していなくちゃいけない。ガスの調節もあるし」
どうしてそんなに元気になったのか聞いた。目からウロコだった。
そこに生きて元気な86歳のひとり暮らしの方がいる。それで、ものすごく説得力があったわけだ。
デッサン教室もやっているので、あかりをつれて参加することにした。
以下は、その方の語ったこと。
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定期検診で、肺に影があるとか言われて専門病院に行った。でもどこも悪くない。貧血気味だというと、腸を調べるとかもう検査漬け。このままでは実験材料にされる、薬漬けにされること気がついて、そことは縁を切りました。
体が悪いならい者に頼らないで、もう自分で治そうと思った。それからどんどん元気になっていったんです。
それから、食の意識を変えました。食事を再認識したわけよ。「食で治せぬ病は、医者にも治せぬ」っていうの。そこから、復活したの。
私、年々良くなってるの。2年前ちょっと危なかったけど。
医食同源(いしょくどうげん)、頭寒足熱(ずかんそくねつ)なの。
病気を治すのは、医者ではなくて、自分の自然治癒力なのよ。
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今食べてるものは、5年先の体を作るの。
基本は玄米。発芽玄米が一番ギャバが多い。
いまの食生活は、胚芽米に発芽玄米入れて、雑穀。十六雑穀っていうのがあるの。ヒエ、アワ、黒ゴマ、黒豆、赤米とかね、そういう雑穀を入れて炊いてます。それが香ばしくて美味しい。
しっかり噛む。噛むことによって、免疫力がつくの。
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ポイントは、「脱小麦」を始めたの。
麺類、パン類、餃子、たこ焼き、ピザ、みんなやめました。最後は、お菓子。もしも買うときに、できるだけ小麦粉の入ってないのを選ぶの。お菓子ってほとんど小麦粉と白米なのね。
「三白害」って知ってる? 
三白害は小麦粉の白、米の白、白砂糖の白。それをやめるといいの。
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いくら医者がね、注射だ、薬だとやったって、本人の元の意識がないと、治せないのよ。
みんな医者が治すと思ってる。日本人はみんな医者が治すと思ってる。
健康保険など東洋医学には適用されない物が多い。それで、みんな西洋医学に行く。
自動的に、採尿、採血、レントゲン、CTスキャン、バーって流れていって、医者がデータ見て、はいじゃあこれ、はいこの薬。みんなそのメカニズムで薬漬けになって、からだを悪くする。
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大切なのは、食。
そして足を温めてください。
バケツがあればいい。そこにお湯を入れる。差し湯をしながらはいる。そうするとサウナよりいいの。だーだ汗ー出すの。体の中に毒が溜まってるので、それを出すのよ。
健康になります。集中力はもちろんだけどね、頭も鮮明になる。
ちょっと喉が変かなと思ったら、足湯をやるとコロッと治る。
お風呂の半身浴もいいけど、足湯の方がもっといい。腰湯もいいけども、毎日、足湯をやってください。
バケツがひとつあればいい。ここに大きなビニールあるでしょ?あれをスポッと入れて、もう汗出す準備なので、タオル巻いたりして、もう汗びっしょり。
私は、お葬式の時に肺炎にかかって、ずっと寝てた時に、それを足湯で治したの。
どんな環境にあっても、それこそ自然治癒力があればいい。あれが悪い、これが悪いって言ってると治らない。免疫力のある体を作らないと。