過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スマナサーラ長老の渾身の指導だった 東海ダンマサークル

スマナサーラ長老の渾身の指導だった。ヴィパッサナーの瞑想の基本が、あらためてよくわかった。

これまで、長老の話はインタビューなどで、よく聞いてきた。しかし、実際のヴィパッサナーの指導は、そんなにきちんと受けていなかったのだ。

今回、あらためて懇切丁寧で深遠な指導に感銘した。実に微細で緻密。からだの細胞の動きから宇宙論まで話は及ぶ。

なにごとも実際に自分で実践して、我が身で体得することに尽きる。身体で掴んでなければ砂上の楼閣なんだもの。ブッダの教えは、まさに実践した瞬間にわかってくる。
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貴重な機会を提供してくださった「東海ダンマのサークル」の皆さま、ありがとうございます。若い人も多く100名くらいうあつまったように思う。すごい。

みんな自発的に動く。指示も命令も縛りもない。きちんとしている。教義に縛られるなんてところはない。布教なんてのはあるわけない。ただ、自己洞察・自己観察の集い。ブッダを学ぶ流れがいま着実に来ていると実感した。

「東海ダンマサークル」はこうした活動を10年余も続けてきたとのこと。参加者の方々の体験から得るところもたくさんあった。まさに、よき縁こそ、大切なれ。浜松から車で高速で2時間余、行けない距離ではない。これからも参加せてもらおう。
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東京から浜松の山里に移住して13年。テーラワーダ仏教とは、長い付き合いだが、深く関わってはこなかった。足元に宝の山があったのだった。しっかりヴィパッサナー瞑想に徹すればよかったと反省しきり。ま、いまからでもけっして遅くはないけど。

人生の終盤で、スマナサーラ長老の本作りの仕事に関わることができた。そのことでこうした縁にもつながった。長老も私も、まだ生きて動けるうちでよかった、と思うことにしよう。

詳しい法話内容は、本日からテキスト起こししていく。11月17日、愛知県刈谷市での集い。主催:東海ダンマサークル。

映像は、ヴィパッサナーの瞑想の最後の回向の部分。