過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スマナサーラものがたり(81)物質と心の波動

物質と心の波動
スマナサーラものがたり(81)

※大変難しい領域の話になっています。なにしろ、物質と心の関係ですからね。正確に意味を通すためには、たくさん言葉で補う必要があります。また、池谷が聞き間違えている場合もあります。

ともあれ、投稿していろいろコメントをいただきながら、またスマナサーラ長老に補ってもらおうという方向です。見切り発射の投稿です。以下、スマナサーラ長老の法話より。
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暮らしの中で行う修行とはなにか、です。
自己をならうことです。自己を発見することです。

たとえば、自分がトラブルが起きる場合は、いつもこういうところで起こしちゃうんだ、こういうところで自分が怒るんだ、こういうところで失敗するんだとか、自分を観察していくと、いろいろ客観的にわかってきます。
さらには、どうしてそうなるのか、ということもわかってきます。
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そこを探求していくと、最終的には宇宙の普遍的な真理にいきます。
ざっくり言えば、すべては、物質とそれを認識する心の波動しかないんです。物質といっても科学的にいってる物質ではなくて、素粒子のレベルで見ているんです。

そして、素粒子といっても四つの要素しかない。
地水火風ですね。
地というのは質量をつくるもので、水というのは引き寄せる力で、火というのは回転させる、変化させる力で、熱でもある。風というのは引き離す。その最初の単位で物質ができていますと。
自分を観察していくと、そこらへんまで観えてきます。わかってきます。  ▽
そこまで観えたら「私が」ということは消えてしまう。
心というものも消えてしまって、すべてが消えてしまうんです。
宇宙的なレベルで生命としても消えてしまう。

生命そのものが問題なんですよ。
生命というのは、他の生命を奪って生きている。そうしなければ生きられない。
いわば悪いことをしなければ成り立たない構成になっている。
この生そのものが問題なんです。

そこは根本的に解決しましょう、というのがブッダの教えです。
これはすごい大変な仕事といえば大変な仕事です。
いわゆる、宗教じゃない。ブッダの教えは宗教じゃないんですね。