過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

最後の一厘でひっくりかえる可能性はある

世の中は、システムが九分九厘まで崩落していくので、なんともいえない。最後の一厘でひっくりかえる可能性はあるとは思うが、まあ、そこまで生きて世の中を見ていきたいという思いもある。

①なにごとも縁なので、それぞれどうなるかわからない。この世は無常であり、縁起である。

②無限の過去のカルマがあらわれる。だから、このいまの世界、現実を自分が望んで選んできたと思うことにしている。この現実は自分のカルマ。しかし、プロジェクトは淡々と進めていくのみ。

③過去のカルマは変えられない。川の流れが逆流しないように。しかし、流れは変えられる。

④流れを変えられれば、過去のよくないカルマが噴出しなくなったり、いいカルマが現れたりする。

⑤流れを変えるにはどうしたらいいか。──心を浄化するしかない。

⑥心を浄化するには、どうしたらいいか。──いま実践中。たとえば、五戒を守る。強いコミットをする。縁のあった人に貢献する。自分も含めて、縁ある人、生きとし生けるものの幸せを念じる。供養、回向する。

⑦幸せを念じるには、心を集中する。呼吸に意識を向ける。吸う息、吐く息に意識を向ける。

⑧リンを叩くとか音の響きのような儀式的なものを使うようにしている。リンの響きは集中の役に立つ。

⑨机の周り、クルマの中、応接間などにリンを置いている。すぐにリンを叩けるようにしておいて、いつでも慈悲の念をおくる。クルマの中などとてもいい。赤信号になると、ゴーンとやる。出かけると、何十回と回向をしている。

⑩リンを叩くと、その響きで過去の自分のしてきた悪いこと、迷惑をかけてきたこと、人を傷つけてきたこと、恥ずかしいことが浮かぶ。そのことで、懺悔するのだ。音の響きはその役に立つ。