過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

余命三ヶ月かもしれないなんて書くと

余命三ヶ月かもしれないなんて書くと、死ぬ前に会っておかねばと訪ねてきてくれる。きょうもNさんが来訪。死の世界、霊的な世界など、たくさん話して楽しかった。

親友が、はるばる名古屋から泊まり込みで家の片付けのサポートに来てくれるという。また、いろいろヒーラーの方が遠隔治療をしてくださったり。まあ、いろいろな人がサポートしてくれる。
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一昨日に開催した「さあ、どうやって死んでいく?」のいちりん楽座のカタリバには、入れ替わりで40名くらいの参加者があった。13時半から24時10分まで語り合っていた。

まだ10時間余も話していられる元気はあるってことだ。雑巾がけなどすると、息が切れて、ぜいぜいするけれど。

まあ、そうやって、老いて病を得て衰弱していく自分を素材にして、いろいろ語り合いの場を作っていくつもり。それができるのは、ありがたいこと。
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これからのプロジェクトとしては、11月15日に天竜病院に行く。こないだの検査入院の結果がわかる。どういう薬でいくか、戦略がわかる。ステロイド系でいくか、抗線維化薬でいくか。副作用はどうかなど、自分自身で実験し探求する世界になる。

それから、身障者手帳の発行の申請。身障者3級の見込みだ。身障者3級になると、公共交通機関や高速道路は半額。付添いの人も。映画は千円。公共の博物館や美術館はタダ。その他、もろもろ特典はある。まあしかし、楽しめるかどうかは元気であればだけどね。

そして、明後日には、自治体の地域包括支援センターに行って介護保険の申請手続き。
おそらく要支援か要介護の認定を受ける。そうすると、週に一、二回の訪問介護、ヘルパーさんが来てくれて、一時間半の範囲で、掃除とか買い物、料理などをやっていただける。
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さきほど間質性肺炎の先輩とメッセンジャーでやりとりした。3年前に発症。よい治療院のために鎌倉に移住。

「この肺炎は治らない。進行を止めるだけ」。医者もそう言っていた。

治療薬としては、ステロイドの投与。そのため、骨の密度が薄くなって骨折しやすい。感染症にかかりやすくなる。感染症予防の薬を投与。すると、腎臓が悪化する。腎臓に効く薬が必要‥‥と毎日、20種類くらいの薬を飲んでいる。

現状は、二、三歩あるくだけで、フラフラする。心臓がドキドキする。そう言っていた。

「そろそろ死ぬなんて言っていると、いろんな人が心配して忙しくなりますよ。そのうち、死ぬと言っていたのに、まだ死なないなあ、なんて言われたり(笑 」

そう言われた。彼は毎日、スケッチをしては発信している。見事な絵なのだ。私も、絵を描くかなあ。