過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

40年前の鍼の振動が残っている

「腰痛になって、若いとき鍼を打ってもらいました。宿便がひとつの原因で、そのことを診てくれました。宿便がどっと大量に出ました。それで一発で治りました。」

──おお、すごい。息子さんを知っているけど、その方は大本の出口王仁三郎ボディガードをやっていたと聞いたことがある。

「そして、40年後、またべつの人に鍼を打ってもらったんですよ。そしたら、その人が〝ここに鍼を打った人はすごい。まだその鍼の振動が残っている〟と言うんです。それを聞いて、涙がとめどなく流れました」

──それまたすごい話だね。鍼を打った人もすごいし、40年前の鍼の振動を感じられる人もまたすごい。

ぼくも、ある整体の先生に頭を触ってもらった時、〝あれ、頭を打っているね。まだ衝撃が残っている〟と言われたことがある。
30年前の交通事故(フロントガラスに頭がつっこんで、ガラスを砕いて室内に入ってしまうほど)のときの衝撃が残っているという。

わかる人はわかる。わからない人には、まったくわからない世界があるんだなあ。