新幹線の駅のホームで、チーンとやって、しばし瞑想していた。
ほとんどだれもいないし。待ち時間長いし。
すると、駅員が足早にやってきた。
「なにかあったんですか？」
──いや、こうして心を静寂にしているんですよ。
「なにかはじまりそうだと、お客さんから通報がありましてね」
なにごとだろう？変な人がいるって感じで、駅員に言いに行った人がいたようだ。なにしろ、わたしの雰囲気、〝いかにも〟だからね。インドならフツーでも、日本ではアヤしい。
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きのう、3日間の本作りの取材を終えて、台風が襲来する前に帰らなくちゃと、20時くらいに新幹線に乗った。
ところが、豪雨のため、新富士駅で「運転見合わせ」となってしまう。停まったままだ。いつ再開するのか、わからない。
それで、見切りをつけてホテル泊にした。ヘタすると、数日間、台風のため缶詰になりそう。まあ、それはそれで仕方なし。それはカルマだしと覚悟を決めた。
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朝方、新幹線が動き出したと妻からの連絡があってので。急いで駅にいく。朝早いし、平日だし、ホームにはほとんどだれもいない。
待ち時間の間、リンを取り出して、チーンとやっていたのだった。だれもいないようで、ホームにはよく響いたようで、〝すわっ不審者〟と思われたのかなあ。10回くらい連続して打っていたからね
ま、駅員さんからは「いい音ですねー」と言ってもらったんだが。
