過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

一つの物事を、細かく分解していく。ユニットに分けていく。パーツに分けていく。

やることがたくさんある。それをひとつの塊としてとらえると、〝うわあたいへんだ。無理。後回しだ、先送り〟となる。

しかし、直面しないと事態は解決しないのだ。逃げない。
いまやる、すぐやる、ここでやる。
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そこで、どうするか。
まず「なすべし」のメモに入力していく。「うん、きょうはこれをここまでやろう」と決める。

次に、その一つの物事を、細かく分解していく。ユニットに分けていく。パーツに分けていく。
そうする、一つひとつは「なんとかできそうだ」という気がしてくる。
「なんとかできそうだ」というところが味噌でモチベーションアップとなる。

それで、一つひとつ手を付けてみる。
その一つのパーツもまた、さらに細かくパーツに分解していく。
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ベッドの分解という仕事だとしたら、まず、この板ををこうして外す。それを揃える。持つ、運ぶ、置く。と、こうして一つひとつの作業を細かく見ていく。手の動かし方、アシの動かし方、あるき方、力の入れ方。一つひとつ観察していく。

一つひとつは、それ自体、完成している。
ただ全体は完成していない。しかし、一つの完成があれば、一つ達成し満足する。
そしてまた、次の一つをやる。

こうして、積み上げていくとついには完成してしまう。

ということで、木のベッドの搬出搬入作業中。セミが鳴いている。ものすごく暑い。