過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

湿気の防止と断熱をどうするか 試行錯誤

古民家の快適さを実感している。

8年間、空き家にしていた古民家を改修している。

寝泊まりしてラクだなと感じたのは、森の中ということも有るが、建築資材に新建材をまったく使っていないみと。ほとんど無垢(むく)の木ばかりということ。石油系の化学物質がない。

世の中のあらゆる商品、衣類も健在も道具も。ましてや、暮らしの基礎である建築は、ほとんどが石油系の化学物質ばかり。もしも、火事になれば有毒ガスが発生するわけだ。

それらは、つまりは「呼吸」をしていない。湿気を吸ったり吐いたりしない。そして、使い込むほどに、味わいがなくなっていく。劣化していく。

無垢材なら、雑巾がけの会がある。糠(ヌカ)を入れた袋で磨けばピカピカになる。あかりは、喜んで毎日、雑巾がけをしている。
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ただ、問題はある。
これからは湿気の問題がある。
この古民家の周りは、沢の水が流れていて、それは気持ちがいいのだが、反面、湿気が多い。伏流水も流れている。なにしろ葉ワサビが生えるほどだ。

今は二階で寝ているので問題ないが、仕事のスペースを一階にすると、湿気が多いと、疲れるし気持ちが重たくなる。

かつてこの山里に移住した時に、驚いた。カッターナイフとか釘とかが錆びる。押し入れに入れておいた布団がカビ臭くなったのに驚いた。東京暮らしのときは、そんなことはなかった。なにしろ山の裾野で湿気が強いのだ。
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さあ、その湿気対策をどうするか。これが大きな課題。

地面に布基礎を打っていないので、地面から湿気が上がってくる。なので、畳はブカブカになる。野路板も脆弱だ。

どうするか。
防湿シートを敷いて、その上に砂利をまいてシートをとめる。
畳は外してフローリングにする。もちろん杉の材質を使う。

まわりの竹林や薪などの外柵の木を伐採してしまう。風通しを良くするしかないのだ。
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では、冬の断熱をどうするか。
フローリングの下には断熱材がほしい。グラスウール系とか発泡スチロール系のものにするのがいいのか。それでは、お金もかかるし面白くない。

かつて無農薬の田んぼをやったとき、脱穀したときの籾殻が大量にある。それを敷くか。いやそれでは、虫が発生したり、ネズミの巣になったりしないか。
では、消石灰などを混ぜたらどうか。それでは、モミに湿気が来たとき、湿気が抜けないで腐ったりしないか。

ということで、友人と話していて気がついた。
「そうだ、もみ殻くん炭」をやってみようか。

籾殻が炭になる。それを敷けば腐ることもない。竹炭を混ぜてもいい。虫もこない。ネズミも来ない。それを敷けばいい。その上に杉材を貼る。
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では、部屋そのものの暖房はどうするか。全部で30畳ほどある。

簡単なのは、玄関に大きな薪ストーブを置く。燃やす材質は無限にある。それはそれでいい。
玄関もいいが、メインの10畳の部屋を土間にしてしまうって考えもある。コンクリートを貼って、そこに薪ストーブを置く。

しかし、それよりも掘りごたつと囲炉裏はどうか。そうなると、排煙をどうするか。強制循環させるか。

いや、ドラム缶レベルのロケットストーブで、煙突を部屋にまわして、その上に赤土をかぶせて、座れば温かいようにする。腰掛けオンドル。そんなこともできる。

そんなこんなで、毎日、建築に詳しい人に聞いたり、ネットで調べたりしている。