過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

鳥の名前覚えようかな

古民家の改修。8年間の空き家の復活。
コツコツと改修している。

箒、雑巾がけ。古い畳を廃棄。
空き缶と硝子など分別。草取り。放置竹林の伐採。
  ▽
まずは床の間にどーんと仏壇を置いた。
祈りと瞑想の場は整ってきた。
真鍮の仏具はピカールで、ピッカピカに磨いている。

やることはたくさんありすぎる。
しかし、手をつけ始めれば、着実に変わっていく。
そして、もっとも居心地のいい場になりつつある。
  ▽
なにしろ森の中。
朝の4時前から鳥が鳴き出す。
まずは「焼酎一杯グィー」と鳴くセンダイムシクイ。次に「ホー・ホケキョウ」のウグイス(ター・タッキュウビンと鳴くのもいる)。夜まで泣いているのが「テッペンカケタカ」のホトトギス、など。
いろいろいるだろうけど、わからない。
  ▽
そういえば、大江健三郎の講演に行ったことがある。
息子の光さんは、まったく一言も話をしない子であったという。
それで、大江さんは、鳥の声のテープを聞かせていた。

10歳くらいであったろうか。森を一緒に歩いていると、突然、「この鳥は○○です」と初めて口を開いた。テープで語られているアナウンサーのような口調で。

そんなことを思い出した。
鳥の鳴き声、昆虫の名前、草の名前、星の名前、せっかく山里に暮らしているのだから、あかりとともに覚えたいもの。