過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

声を出して祈り続ける チャンティングとシャウティング

エネルギーダウンして電池切れみたいな時がある。そういうときは、声を出して祈り続ける。

チャンティング(詠唱、マントラを唱えつづける)もいい。
いま試しているのは、シャウティング(肚から思いきり発声し続ける)。
で、効果的なのは、団扇太鼓。よく日蓮宗日本山妙法寺のお坊さんが、歩きながら打ち続ける法華太鼓だ。

発声とともに、太鼓を打ち据える。
いわば「生体エネルギー法」(バイオエナジェティック)みたいなものだ。
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ひとつの言葉(真言マントラ)を唱え続ける。
南無妙法蓮華経は、ぼくの場合、えんえんと唱えつづけられる。一時間くらいはいける。

たまに気分を変えて、「ナーム・アーミ・ダー」もいい。とくに、「ダー」に力を入れる。「ダー」(DHA)だ。アントニオ猪木が、よく叫んでいた「ダー!」である。「ダー」のとき、太鼓を思い切り叩きつける。これは、浄土宗で「高声念仏」(こうしょうねんぶつ)という行法でもある。

それから、いろいろと試す。

弁財天の真言。「オン・サラスヴァ・テイエイ・ソワカ」。毘沙門天真言「オン・ベイシラ・マンダヤ・ソワカ」。ときに「さーんげさんげ・ろっこんしょうじょう・ろっこんしょうじょう(懺悔・懺悔・六根清浄・六根清浄)。神道の「とほかみえみため」など。

ポイントは、思いきり声を出す。同時に太鼓にバチを力いっぱい叩きつける。山里の一軒家なので、なんの遠慮もいらない。妻はうるさいと思っているとおもうけれど。あかりは、のってくると踊りだす。
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こうして、小一時間、唱え続けていると、エネルギーが充満してくる。
「シャウト効果」は、脳から神経系・筋出力系に指令を与える。筋肉の限界値まで力を発揮(覚醒)させる効果がある。運動選手がチカラを発揮する瞬間に声をだすのとも通じる。

小一時間、そのような声の響きを心身に浸透させると、あとは静寂な瞑想になる。瑣末な問題、困っていた嫌なこと、決断できずに伸ばしていたことなど、一気に突破するような効果がある。

あるいは、問題ととらえていたものが、問題でなくなるってこともある。それだけエネルギーがアップしているからだろう。

唱える真言は、なんでもいい。自分のお気に入りのものを見つければいい。いまこのあたり、探求中だ。