過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

五穀米を研いだ

ほんよみカードの「どんな おてつだいを しましたか。」という欄に、あかりは「こんどします」と書いていた。なかなか正直。
──「こんどします」って書いてたから、きょうはなにかお手伝いしようね。食器あらいは?食器ふきは?
「いや」
──掃除は?
「いや」
──じゃあ、お米を研いでみるか。きょうは雑穀米だよ。
「うん、やるやる。やってみたい」
で、米、アワ、ヒエ、キビ、ムギの入った五穀米を5合も研いだ。おかげで、おいしいごはんになった。あかりは「自分が作った。わーい」と得意になってた。
あとは、いつもの戦いごっこ、寝技プロレス。お手玉ボールを投げてバットで当てる。たくさんのペットボトルの蓋があったので、目玉遊びもしてみた。
おとうちゃんは、白髪染めにヘナを塗っている途中なので、頭にサランラップとビニール袋を巻いて、さらには帽子代わりにパンツをかぶっている。
ご飯炊いて、髪を染めて、あかりとあそんで今日一日はおしまい。自分の仕事、ちっともすすまんなあ。