過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ヤママユ(天蚕)の飼育の準備

栗の木に4メータ四方の網を覆った。ヤママユ(天蚕)の飼育の準備だ。

ヤママユの卵をいただいた。およそ500個。ヤママユが食すのは、桑の葉ではなくて、クヌギや栗の葉っぱだ。鳥に食べられないように、木をすっぽり網で覆う。卵から孵化したら、この中に放つ。

さて500個の卵がすべて孵化したらどうなるか。一本の栗の木だけでは無理かもしれない。まあ、栗の木は50本くらいはあるので、次々と増設していけばいい。

幼虫が育つと、それはそれは美しいエメラルドグリーンの輝き。繭はクヌギの葉で育つと、薄緑色になる。栗の場合には、黄色。ひとつの繭から1,000メートルの絹糸が取れるという。今年は、ともあれ飼育の観察だ。