過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

炭を口に入れて噛み砕き、歯を磨く

炭を口に入れて噛み砕き、歯を磨く。そうすると、口の中がさっぱりして気持ちが良い。炭はそのまま飲み込んでしまう。これは、デトックスにもなる。


自分で炭を作る。
炭焼き窯で作るのではない。薪ストーブや、風呂釜で作る。
たとえば、サクラの炭。いまサクラは満開だが、木の周りには枝がたくさん落ちている。それを拾ってきては小さく伐る。あるいは、伐採した竹など、とても作りやすい。


密閉缶の中にサクラや竹を入れる。キリの穴は一つは空けておく。それを薪ストーブの中に入れる。


薪ストーブの中は、300℃〜800℃くらいになる。缶の中は、数ミリの穴しか空いていない。酸素の供給はほとんどない。不完全燃焼となる。熱によって急激に組織分解が始まる。まず水分、そして二酸化炭素などの揮発分が炎のガスとなって放出される。


缶の大きさにもよるが、だいたい1時間くらいで炭ができあがる。木の種類、ストーブ内の温度、燃焼時間、缶の大きさ、冷却時間などによって出来上がりはちがってくる。そこがおもしろい。