過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

救いについてまとめてみた

救いについてまとめてみた。救いとは、苦を超える道と定義する。

①あるものを信仰して定められた教えを実践する。それが救いにつながる。

教えには律法や戒律の遵守による正しい暮らし、聖典の学び、分かち合いなどもある。

これは、ユダヤ教あるいは、原始仏教に近い。

②もっとも大切なことは「利他の道」「愛の実践」である。人に対する愛、そのことがすべての実践の根源である。

これは、キリスト教大乗仏教に近い。

③善行も愛も大切だけれども、最も大切なのは信仰である。信仰する、そのことにおいてのみ救いの道がある。

これは、プロテスタントパウロやルター)、インドのバクティ信仰(バガヴァットギータ)、大乗仏教に近い。

④何を実践しようがしまいが、信じようが信じまいが、すべての人が救われる。
こちらは、プロテスタント親鸞の教えに近い。

ただ親鸞の教えは、何もしなくてもそのまま救われるのかというと、これが難しい。すべての人を救うという阿弥陀さんの願いを、ほんとにそうだなあと深く気づいて、ありがたいことだと念仏を称えようとする心の起こる瞬間、まさにその瞬間に救われるのだと説く。